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第2章 53話 去年の山口さんのようだ。
千葉ライアン2連覇(千葉ライアン)
「9回表、茨城サンダースの攻撃は吉本。」
キャッチングの用意をする小川。
「・・小川君。」
まのちゃんは今日も東京ラビットズの一戦を見ていた。
「小川君、眼鏡が光った?」
「気のせいだ。」
剛田はオーロラビジョンを見た。
1対2。千葉ライアン2連覇まで後一回。
(プロ野球選手ってやっぱりこんな感じ?)
去年の先輩がラビットズカップで優勝してから一年。
同じ舞台で俺はまた投げる。
このときマウンドからなにか強力な力を剛田は感じた。
ボールを握る手がストレートからスピリットに変わる。
(去年の山口先輩みたいだ)




