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第2章 51話 試合・・
「ストライク、バッターアウト。」
「北海度ホエールズ、ラビットズカップ2回戦突破!!」
(今日も地元の人が見に来てる。)
上川はセンターでストレッチをしながら、密やかに野球の楽しさとそれに増したファンサービスの一環のストレッチで、少しの歓声を浴びていた・・。
「真似したくないな。」
洞口はマウンドでセンターを見たとき、思わずつぶやいた。
「出た―、洞口の最速136キロ!!」
「ふっ。」
少しため息をする打者。
(いや、まだまだ。)
「ストライク、バッターアウト!」
「独特の変化球主体のフォーム、札幌ストロ0号。」
「ナックルシンカーなんて考えられない。」
ベンチに帰って、雑談をする打者。
「サッポロストロ0号は一日3球までな。」
「はい。」
「5回裏に使うのは早かったか。」
「洞口。」
「ホリー。」
「今日の7回、逆転される気がする。フォームはストレート系でいいと思う。」
しかし、この判断は気づくのに遅すぎた。




