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第2章 38話 確かに・・。
「そうだな。」
サクラの木に葉が生い茂っている頃、まのちゃんの映画出演が決まった。
「すごいですね。」
「そうでしょう。」
「やはり、僕にはもったいない。」
「いいや、あなたは素敵よ。」
「そうですね。いい人かもしれないですね。」
「やっぱりユーモラス・・。」
小川は今日も昼休み、計算を続けていた。
偏差値67。
今回の数学のテストの結果だ。
「風がなびくな。」
「初夏だからな。」
「先輩、数学偏差値67なんですか。」
「まあな。」
「驚いたな、僕なんか理科だけですよ、偏差値74は。」
「さすがだな。」
「あのラーメン屋に行ってから集中力がよくなって。」
「確かに。」




