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第2章 33話 占い(うらない)
「そうか。上川が言うんだったらそうだろうな。」
「これで東京、行けるな。」
「ああ、ありがとよ。」
「何探してんの、増口。」
「えっ?、東京の冬の過ごし方。」
なるほどね。
「それで、相手チームはどこなの。」
俺はコーチの親父に聞いた。
「茨城バスターズだって。」
「茨城か。」
「また、ナックルとか、140キロのストレートとか、投手3人組とかはいないだろうな。」
「恐らくな。」
「東京か・・。」
俺と増口は首をかしげた。
「はいはいはい、そこのあなたに。」
「なんだよ、佐也加。」
「タロット占い。」
「見えるわ。」
「こういうのは見えなくていいの。」
「茨城の試合でうちのチームは勝つ。」
「そりゃすごいな。」
「ついでに背番号の順番もわかるかな。」
「増口、こんな占い信じるのか。」
「大型補強で大変なんだよ。俺のメンタルは。」
「増口君は。」
「きっと・・。」
「きっと?」
「背番号は・・そのまま。」
「やっぱり、野球の神様は名前と実力だけで選手を選ばなかったんだ。」
「僕は?」




