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第2章 32話 チームは試合をした地にはうるさく・・。
練習試合で東京へ(北海道ホエールズ)
鎌田と吉野が加入してはや一か月。
チームは熱を帯びていた。
少しの緊張と、リラックス効果をもたらした加入はチームにとって良かった。
そんな彼らは、北海道の真冬から少し距離を置きに、あの、東京に行くことになった。
「また、東京ですか。」
増口が首をかしげる。
「ルンルンルー、東京。」
上川。
「どうして、どうして東京なのですか。」洞口は質問した。
「本当は九州を予定してプランを立てたんだが、予算を考えると関東になり、関東になるとやはり東京に。ジレンマを抱えているチームとしては不利だが、新たな加入もあるんだ。」
もしかしたら、メディアか。
洞口は考えていた。
「洞口。」
「上川。」
「何、深く考えてんだよ。」
「監督は俺達をわかってくれてるんだよ。」
「また東京のマウンドに挙れるんだぜ。」
「そうだなー。でも、やはり俺からすると、ジレンマだな。」
「くみちゃんと遊べば、東京で。」
「馬鹿、北海道と東京だぞ。いくらかかると思ってるんだ。」
「そうですねー。でも、俺の言っていることに間違いがなければこのチームは勝てる。」




