13/196
第十三話
「おはよう、今日は朝がゆっくりだったな。」
いつも2人は一緒に練習場所、試合場所まで行っている。
「そうだな。」
「じゃあ、いつものコースな。」
「ああ。」
チームの練習と部活が無い日、2人はランニングを共に行っていた。
2人とも中学校の部活動は陸上部に所属している。彼らの学校は規模が少なく運動部は
野球部、サッカー部、陸上部の3つのみだった。
住宅街を抜け国道を走る。今回は夜ではないため外灯の光はついていない。その道約4kmを走った。
2人は4km走っただけありそれなりの充実感があった。
「じゃあな。」
「じゃあ、また何かあったらメールするよ。」
「おう。」
結城が自宅に帰ると双子の妹、知香が合唱の練習をしていた。
「おかえりなさい。」
「ただいま。」
「朝の声出しは大切だから。」
知香は合唱部に入っている。その中でも歌は上手く彼女は副部長をつとめていた。部員が少ないため他校との合同合唱部である。
「聡志も歌ってみる?」
「遠慮しとく。」




