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第十二話
小さい頃からその身体能力の高さは抜群だった。中学生になりその身体能力はぐっと伸びた。それがどこまで伸びるかは底しれないかもしれない。
実は岸田と結城は同じ中学校に通っている。小さな学校だがやはりその2人の野球の上手さは知れ渡っていた。2人の仲もよい。いいライバルとして、そして幼なじみの友達として将来を期待されている。
「いやあ、今年も無事誕生日を迎えられてうれしいわよ。2人とも年を重ねるごとにたくましくなって・・・。」
「あら、女の子がたくましいっておかしくない?」
すかさず知香がつっこみをいれた。
「はは。」
「お父さんもうれしいよ。」
「息子もうれしいよ。」
「何で?」
結城の母は和歌山ウルフズの保護者の会の会長をしている。その人に好かれる人格上に彼女を信頼する人は多い。またPTAの役員としても活躍している。
「頼りになる女房だからこそ子供たちをまかせることができるんだ。」
「あら、あなた今日はお上手ね。」
そんな感じで結城の母のパーティーは終わった。
自宅に帰る途中、車の中で結城の携帯電話が鳴った。
「明日の朝、ランニングできないか。」
もちろんそのつもりだ。
「ああ、じゃあ朝7時にお前の家の前に集合な。」
「オッケー。」
翌朝、岸田の自宅前に結城が来た。




