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第2章 21話
やはり肩を強化するのは難しいか。
「踊ればいいんだよ。」
「踊り?」
「そう。」
「それで筋力はつくよ。」
「さすがアイドル。」
チームのためにどうするのか。
練習試合直前、キャッチャー小田は思っていた。
1年生の俺がリードするか。
練習試合というものがあってよかった。
ストレート、走ってるなー。洞口さん。
キャッチャーミットの音がする。
8回裏ツーアウト、一二塁、3対一、カウント、ツーストライク、ワンボール。
「シンカー。」
バッターは空振りする。
見事、12月、千葉ライアンが練習試合で勝利した。
安心してマスクを外してまた一人の選手に戻る、そんな気持ちだった。もちろん、そこからは投手をたたえるのが仕事なのだ・・。キャッチャーと言うのはそういうものだし、それはキャッチャー以外のポジションには感じないかもしれない・・。
やはり、リードには定評がある。




