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第2章 18話 「また、行けるさ!」
「どの選手が好きなんだ。」
「横浜ジャガーズの石井。」
「ああ、たしか。」
そう言いかかって止まった。
彼とは同級生で、全国大会で開会式に参列したことを俺は言わなかった。
いろいろあるけれど、俺はこの世界が好きで、別に目標なんて持たなくてもいい。
ただ、幸せに、北の海と同じように平和に生活できればいい。
今の上川君なんかいい選手だ。
「ルンルンルー、君の気持ち・・、ルンルンルー。」
即興で音楽に合わせ踊る彼は素敵である。
「俺、また全国に行きたい。」
「行けるさ、俺達は北海道ホエールズだろ。」
「そうだよね。」




