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第2章 第8話 小田
今日も数学の授業である。
(数式は素晴らしい、特に、野球のベースに似ている。もし、なれるなら、体育と数学の先生になりたい。)
Xと0を書くたび俺はそう思い、それを解いていく。
その頃、ものちゃんから初デートのお誘いがあった。
「x=0、y=3」
(小川君、かっこいい。)
ものちゃんは本気でほれてしまったそうだ。
「剛田。」
「何?」
「来年も全国行こうな。」
「おう。」
剛田はサムズアップしていた。
「それ、あれですよね。先輩。」
「そうだ、小田。」
「僕のサインにそっくりだ。」
「小田君、君のサインに全国がかかってるんだぞ。」
「またまた、田原さんがいるじゃないですか。」
「彼は怪我をして離脱だそうだ。」
「えー。」
「頼むよ、小田君。」




