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第十話
「ただいま。」
「おかえりなさい。お疲れ様。お風呂が沸いているわよ。」母が迎える。
「わかった。」
ユニホームを脱ぎ、ひざにソックスを固定する帯をはずした。そして風呂に入った。
よく体を休めて岸田は風呂から出た。
「お疲れ様。」父も岸田を迎えた。
「ただいま。」
「今日はどうだった、城岡君との対決は?」父が尋ねる。
「シュートをレフト前にもってかれた。」
「城岡君、流すのも上手いからな。」
「まあまあ、今日からは休みになるんだしゆっくりしなさいよ。それに今日はうつぼ料理よ」母が言う。
「そうなんだ。珍しいな。」
「今日は風呂にゆっくり入ったようだな。体もそのほうがいいな。」父が言う。
「メンテナンスはばっちりするから。監督にも言われている。」
「お前の出来次第でチーム日本一が決まるといっても過言ではないからな。」




