リセマラ五日目⑦
間が空いてすいません。とあるゲームがリリースしたので、勉強のためにリセマラしてました()
。今日からまたがんばります!
「キャアーッ!!」
ティアは衝撃な光景を目の当たりにして叫ばずにはいられなかった。
「ぐふッ・・・」
フィリスは口から大量の血を吐き出して力無くうなだれる。
ゲザドルはサーベルをフィリスの体から引き抜き、彼の身体を地面に放り出す。
「俺たちに盾突いたうえに、大人しくするつもりがない奴を俺が本当に仲間にするとおもったか?」
「イヤ・・・イヤーッ!フィリス!」
「あ、オィッ!」
ティアは押さえつける盗賊を振り切り、フィリスへと駆け寄る。
「お願い、目を開けて・・・。『ヒーリング』!」
「ダハハ、心臓を貫いたんだ。無駄なことはよせ。」
回復スキルを使うティアをあざ笑うゲザドル。
「そんな・・・。」
ティアは大粒の涙をこぼしながら、動かないフィリスの身体を抱きかかえる。
「さて、余興は終わりだ!ほら、オメェら手を止めてねぇでさっさと働け。」
ゲザドルは部下たちに発破をかけ、自身も仕事は終わったと
先程まで腰掛けていた椅子へと足を向ける。
「おい、どこへ行くんだ?」
「なっ!?」
「え・・・?」
話しかけられたゲザドルだけでなく、泣き晴らした目をむいてティアも驚きの声をあげる。
二人の視線の先では、先程までピクリともしなかったフィリスが目を開けてゲザドルを睨みつけていた。
「フィリスッ!」
ティアは喜びのあまり彼を再び抱きしめる。
「バカな!どうして生きている・・・死なないはずがない!」
ゲザドルは、怒りと驚きが混じった感情を抑えてどうにか冷静を装いつつ、傷あとを確認しようとフィリスの胸を凝視する。
「ウルトラレアスキル『超回復』のおかげさ。」
サーベルに貫かれた胸は、まるでそんなことなどなかったかのようにきれいなものだった。
「おまえ、ウルトラレアスキルを複数っ!?」
「ティア、心配してくれてありがとう。」
「べ、別にお礼言われることじゃないわ!」
驚きで口がふさがらないゲザドルをよそに、甘い雰囲気をだす二人。
「さて、ティアも取り返したし、皆の注意がこっちに向いているチャンスを逃がす手はないね・・・『プラントマスター』!」
「うわっ、何だこれ!?」
フィリスのスキルに盗賊団員たちは次々と植物に捕まり、至るところに盗賊団員たちの顔が生えた植物群ができる。
「フンッ、こんなもの力づくでほどいてくれる、『パワーエンゲージメント』」
ある盗賊団員はスキルを発動させて植物から抜け出そうとする。しかし、スキルは発動することがなかった。
「なぜ、なぜスキルがつかえない!?」
その疑問はたまたまフィリスの耳に届き、答えが返ってきた。
「それはねそれが吸魔植物『マジックテイカー』だからさ。トゲがついてるだろ?トゲがささった相手から魔力を吸収して成長するそいつらに、君たちの魔力は吸収されて、スキルを使う魔力なんてこれっぽっちも残っていないはずさ。」
「ナニィッ!?」
その後も続々と盗賊団員たちはつかまり、とうとう残すところはゲザドルだけとなった。
「さて、どうする?降参する?」
フィリスはゲザドルに対して余裕の笑みを浮かべて問いかける。
ゲザドルは顔を真っ赤にするとともにこめかみが引くつかせており、その怒りは頂点に達していることが伝わってくる。
「ふざけるな、このガキがー!!村ごと消してくれる!」
「ま、まさかお頭はあのスキルを使うつもりじゃ!?イヤだー!死にたくない!」
ゲザドルの言葉に盗賊団員たちが騒ぎ出す。
「『スリーセコンド』」
フィリスは彼らのただならぬ様子に、警戒感を高めてスキルを使用する。
「まずい!」
彼の目には、3秒後にこの村が砂の渦に飲み込まれる未来が見えた。
「『サンドイーター』!」
ゲザドルは自身が持つウルトラレアスキルを発動させたのだった。




