死んでも推しに会いたくて
体力に限界を感じながら、老後の資金のために働くしかない45歳の看護師 久美子 独身。恋愛や結婚にもう興味も希望も持てない。癒してくれるのは推しだけ。コンサートにも握手会にも行ったことはないけれど、いつかは実物を見たい!という目標だけを楽しみに生きる久美子に訪れる突然の死。
推しに会わなければ、死んでも死にきれない!
その一心で、人生をやり直してみることに。しかし、推しに近づく道のりは簡単ではない。どんなに目標を掲げたところで、思い通りにいかない人生の中で、やり直しの目的からは遠ざかっていき、1周目とは全く違う、別の思い残しが生まれてしまう。
やり直しの人生で、目的を果たすことができたなら、何も思い残すことなく死ねるのか。目標を果たしてしまったら、寿命までのその後の時間はどう生きるのか。
「生きる」とは「死」とは。
推しに会わなければ、死んでも死にきれない!
その一心で、人生をやり直してみることに。しかし、推しに近づく道のりは簡単ではない。どんなに目標を掲げたところで、思い通りにいかない人生の中で、やり直しの目的からは遠ざかっていき、1周目とは全く違う、別の思い残しが生まれてしまう。
やり直しの人生で、目的を果たすことができたなら、何も思い残すことなく死ねるのか。目標を果たしてしまったら、寿命までのその後の時間はどう生きるのか。
「生きる」とは「死」とは。