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※11◇マリーのドヤ顔。

※申し訳ございません。

投稿に置いて間違えて違う作品の次話を投稿してしまいましたので内容を正規のモノ書き換えさせて頂きました削除させて頂きました。

お恥ずかしい限りで御座います。。

 翌日バージルは早々に執行部を集め【換気扇】の開発を提案する。

 風魔法が使えない帰属にとっては朗報だ。

 試作品は王城内の部屋と希望する執行部の貴族の屋敷に設置し効果を検証する。

 性能が確かめられたら口コミで貴族間に広め需要を高める。

 バージルは部屋の換気は万病の元にもなる風邪などの予防にも良いとプレゼンしていた。

 そしてあっさりと案は通り試作品の開発は進んだ。


 その頃アンナの執務室ではナターシャが別人のように動き始めていた。

 どうやらアンナの魔道具発案の話を聞いてから今までとは違うところにスイッチが入ってしまったらしい。

 バージルの側室の目論見は何処やら。

 アンナの愛する夫を横取りするような身の程知らずの女はぎゃふんと言わせ帝国に帰らせようと思っていたビオラはガックリと気落ちしていたけれどどうせならこのままバージルの事は忘れてくれればいいと思うのでした。


 


 数日後久ぶりに聖女マリーからお茶会の招待を受けたアンナ。

 ビオラとナターシャを伴いバラの庭園に向かいます。


「お姉さまお久しぶりです♪」

 十一歳になったマリーは今ではすっかり小さなレディです。

「マリーお元気でしたか?」

 ガゼボの席に付くと邸から来ていたフォルガァが膝の上に乗ってきました。

「はい、今は魔力も少し増えて安定してきているとバージルお兄様に言って貰えました」

 バージルは人の持つ魔力量を目測で知ることが出来るだ。

「それはよかったわ。一生懸命訓練しているんですものね」

「はい。。。お姉さまこちらの方は?」

 見慣れない顔にマリーが尋ねます。


「こちらの令嬢はアリア領からお勉強しに来ているナターシャ・モルト侯爵令嬢です。今はわたくしのお手伝いをして下さっているの」


「初めまして、聖女マリー様。ナターシャ・モルトに御座います」

 一歩前に出て礼を取るナターシャを見て思い出したようにマリーが立ち上り彼女の前で仁王立ちし睨みつけ付ける姿を見てアンナとビオラそして侍女たちが慌てます。


「アナタ!帝国へ行った時お姉さまに酷いことを言った人でしょう!アデライトに来たのもバージルお兄様の側室を狙ってると聞いたわ」


 うわぁーはっきりと言っちゃいましたね。


「えっ、あのう。帝国での事は謝罪いたしましたし殿下の事は・・・」


 あら。ちゃんと謝罪なんて受けたっけ?

 そう言えばサミュエル皇帝に促されて頭を下げていたような。。。

 はっきり覚えてないけどまあいいわ。


「お兄様の方は?」

 マリーが詰め寄ります。


「殿下はもし思し召しがあればと言いますか・・・

 今はジュリアンナ様のお仕事のお手伝いが楽しくてすっかり忘れておりましたわ」

 

『忘れてたんかい』

 ビオラが念話でツッコミを入れてきます。

『うんうん、出来ればそのままでいて』

 二人の念話。


 少し前までバージルに夢中で隙あらばと思っていたナターシャ。

 実はあの扉の中をナターシャは知ってしまっていたのでした。

 バージルは護衛からビオラとナターシャが席を外している事を聞きアンナの様子を見ようと覗いてみるとアンナの姿も見当たらず、少しだけ待つつもりで鍵も掛けず簡易ベッドの横になったらそのままウトウトしてしまった。

 そのタイミングで先に部屋に戻って来たナターシャが扉を開いてしまったらしい。

 彼女からすれば何気に扉のノブを回したらそこには簡易ベッドがあり何とバージル殿下が仮眠をとっていたのでした。

 ビックリしたのと同時に慌てて扉を閉めたところにアンナ達が戻って来たのでしらを切りましたが、それからというものアンナが部屋を留守にすると必ず扉に手を掛けいたのでした。

 それ以降鍵が開いていることは無かったけれど万が一開けることが出来、なおかつ殿下が寝ていたら夜這いではないが襲って既成事実をなどと考えていたのです。

 しかし、それよりも魔道具の発明やそれに伴う色々、普及方法や販売戦略などの方に興味が出て側室狙いはすっかり頭の中から消えていたのでした。


「そうなのね、どちらにしても側室は無理よ」

 マリーは大人びた口調で言い切りました。

「今はそう思っておりませんが、この先殿下から言って下さった時には・・・」


「だーかーらー、それは無いって言ってるの!」

「そ、それは分からないじゃない!」

 ナターシャの口調が以前の生意気口調に戻ってしまいました。


「だってアナタ、魔力持ちでは無いでしょう?」

「えっ?あっ、はい」

「魔力のない人はお兄様と添い遂げられないのよ。例え魔力があったとして無理だけど」

「どういう意味?」


「いくら魔力があって魅力的でもお兄様は靡かないわ。

 だって、お兄様はアンナお姉さまに#メロメロぞっこん__・__#なんですもの」


 いつかの#メロメロ__・__#に新たに#ぞっこん__・__#という単語が付け加えられましたよ。

 これには二人のやりとりを唖然と傍観していた全員が肩を震わせ笑いを堪えた。


 ビオラが一歩前に出てナターシャに諭します。


「ナターシャ様は暫くアデライト王国に居られるので知って置いた方が良いと思います。

 バージル殿下は魔力が強すぎて長く触れると魔力を持っている人でも魔力酔いで倒れてしまわれるのです。なので寵愛を受ける事も出来ないのです。それを受けらるのはジュリアンナ様お一人しかいないのです」


 それを聞いてナターシャは愕然としまします。


「そ、それでは殿下がダンスをお断りしていたのも魔力酔いの事があるから?・・・そしてジュリアンナ様は殿下に見合うだけの魔力を・・・」


「そういう事ですので殿下の事はお諦め下さいませ」


「そいう事よ!」


 ビオラに続き腰に手を当て仁王立ちしていたマリーのドヤ顔にアンナは苦笑し、ナターシャは自分が無謀で無駄な努力をしていたことに改めて気付いたのでした。


 魔力云々と言われあっさりとバージルを諦めた切り替えの早いナターシャはアンナの元でもっと学び、領に帰って領主の父を手伝えるようになりたいと決意するのでした。



☆やりましたよ!サミュエル皇帝。ナターシャ更生プログラム第一ミッション終了いたしました☆



 はて、いつからそんなプログラムが出来たのでしょうか?

 でも取敢えずナターシャ嬢の件は落ち着いたようです。

 



 


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