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アプリコット、イリス、マルガリータの3人がネフロレピス教団にあるアプリコットの私室に集まっていた。
聖女としてやっていくか暗黒神官としてやっていくかで話し込んでいた。
マルガリータとしてはどんなことよりも、何時も通りの無感動っぽい表情で淡々と話しつつ、結構な頻度で感情的になる無感動だけど無感情じゃない本当によく知ってる、そんなアプリコットが健在だったことが嬉しかった。
それでずっと泣いている、泣きすぎて2回吐いた。
流石に泣きすぎて、そろそろ落ち着いてきた。
「で、どうすんの? 私は変わってないけど2人はちょっとでも霊感がある人が見れば明らかに暗のオーラをまとってるわよ、骨の髄まで染み込んでそうね」
「それでも1回は戻って生存報告しようかと」
「うん」
「生存できてないじゃない、ちょっと前まで死んでたわよ」
「まあそうなんだけど、そこはまあまあ」
「まあね」
「戻るなら送るけど多分大司祭様に殺されるわよ」
「こんな強力な闇のオーラ纏いながら戻ったらそうだろうね」
「どうしよう」
「本当、どうするんのよ。2人とこうしてまた再会できたのは本当に良かったと思うけどさあ」
「どうしよう、これから
「どうしよう」
聖女とも暗黒神官ともいえないイリスとマルガリータが2人揃ってどうしようかと悩んでいた。
正直アプリコットもこれをどうしたらいいのかわからない。
しばらく考えてからアプリコットが言った。
「そうね、じゃあヒロトに相談してみたらいいんじゃないかしら」
「ヒロトってこの教団の教祖というか頭目というか」
「アプリコットの旦那様だよね、そんな気軽にお悩み相談とかして大丈夫なの? 恐い人じゃないの?」
「全然恐く無いわよ」
アプリコットの言う恐く無いはアテにならない。
それは2人がよく知ってることだった。
「それに他に相談するとしたら……自称天使は教団の利益しか考えてないし、デイジーはなんにも考えてないし、暗黒大神官はパキラとかいうガキを口説くことしか考えてないし、消去法でヒロトしか居ないじゃない?」
というわけでヒロトのところにアプリコットとイリスとマルガリータがやってきて相談することにした。
「決断しなくていいんじゃない」
帰ってきたのはそれだった。
困惑するイリスとマルガリータ。
「住むところはちゃんと用意するよ、それだけ強力な闇のオーラをまとって帰ったら大司祭に殺されて終わりそうだし……死なせる為に生き返らせたんじゃない、なんであのまま死なせてやらなかったんだと、俺はそう思う」
「……」
「……」
黙り込んじゃった2人にアプリコットが言った。
「2人ともどうしたの?」
「思ったよりまともなこと言ってて」
「指差しされながら『自己批判』とかさせられるんじゃないかと思ってた! それで今までの自分は間違ってましたー、これからは『正しい価値観』で生きていきます! みたいな、そんなことを言い出しちゃうの!」
「ちょっと意味分かんない……ヒロト、2人の部屋はもう用意できている?」
「ああ、部屋は用意してある。歓迎するよ、ネフロレピスへようこそ」




