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シェル第2婦人改めパキラはあのままだと死ぬ魔法を解き、ヒロトによる若返りの魔法によって若返っていた。
デメリットのようなものを極力排除したヒロト特製の魔法である。
パキラは10歳のくらいに若返っていた。
ここから普通に成長していくがまた若返りの魔法を使えば同じように若返れる。
10歳、それは現代日本で言えば小学4年生くらいの年齢である。
「ヘイ、マイスイートハニー」
10歳のパキラの前に暗黒大神官ビクトリアが現れた、手には花束をもっている。
「あらまあ、これはどうも」
10歳のパキラはちょっと嬉しそうに、かといって喜びすぎずに受け取る。
娼館プリムローズで培ったプレゼントを好意的に受け取る技術は健在である、ほぼ童貞といっていい暗黒大神官ビクトリアなど
『娼館プリムローズの不動の人気ナンバーワンにして国王まで惚れさせてシェル第2婦人と名を変え、国王との娘を次の王女にするまであと一歩のところまで進めた女狐』
の前では赤子同然である。
暗黒大神官ビクトリアが周囲の者達、天使アイリーンやゴブリンの王やヒロトから一目置かれているようだということはすぐにわかった、いまはまだ可愛いと思っているから口説いてみているという段階に過ぎないということもわかる。
これをもう何歩か進めて心から夢中になるように惚れさせよう。
惚れさせて暴走してセッ○スという流れになったらテクニックを見せると引いちゃうタイプだからマグロになって、処女と童貞みたいな初々しいのを演出しようと、そこまでパキラは考えていた。
もうこいつはどうとでもなる、それより娘のカタリーナがちゃんとヒロトを籠絡できているかどうかが気になる。
「おやー? パキラちゃん私の可愛い息子を誘惑中ですかあ?」
暗黒神官デイジーがどこからともなく現れた。
「デイジー……前々から気になってたんだけどあなたなんでそんなに見た目が変わらないの? プリムローズではじめて会った時から見た目が変わってないわよ」
「それは私が全ての弱点を克服したヴァンパイアだからでーす」
「はい?」
「冗談ですよー、何故かそういう体質なだけですう。それはそうと私の可愛いビクトリアちゃんを毒牙にかけようなんてしてないでしょうねえ?」
「毒牙って何よ、そんなわけないじゃない」
暗黒神官デイジーは暗黒大神官ビクトリアの守りに入っている、なかなか暗黒神官デイジーの守りが堅い。




