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勇者死んだままパーティー(契約中) ― 白銀のドラゴン退治 ―  作者: ぽすしち
ー その12 ―

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『若い=バカ』だった頃


「でも、『子孫がいない』ってことは、やっぱ全滅しちゃったんだろ?」

 リミザがラフィーに確認する。


「そう思っていましたが、―― 大臣は、なにを根拠に、カレンを『古の』魔法使いだとするのですか?」


「本人に確認した。 それにもちろん、圧倒的な魔力をみたからだ。わたしとカシールさまが助けられたと言ったろう?」


「若いころですよね」


「そう。若くて、二人とも怖いものなしだった。 カシールさまはトラス王国の王子として、腕試ししたいといって、《王様連盟》で退治を依頼するような魔物を、ふたりで退治しようとわたしを誘った。わたしはそのころカシールさまの剣術相手として腕にも自信があった。王には見聞をひろめるために旅をしたいと申し出て、一年ほどの許しを得たのだ。 すぐに、魔物を退治して、一度国に帰ると、カシールさまの父上であるカルトンさまにひどく怒られた。認められるとおもっていたカシールさまはむきになり、今度はもっとやっかいな魔物を退治してみせる、とまたわたしをつれて城をでた。そうしてこんどの旅では、《王様連盟》に正式に依頼をうけている《勇者パーティー》をだしぬくようにして魔物を退治して、手柄はそのまま勇者パーティーにくれてやった。難易度がたかい依頼をうけているパーティーをさがしているうちに、あやしい『情報屋』が、わたしたちにじかに情報を売りにきた」



「まさか、買っちゃった?」

 リミザが、あ~というように眉をさげる。


「買った。若かったからな」

 コルックは当然だろうというようにうなずく。



「いや、王子でしょ」


「そう、王子なのに、半年以上魔物退治で暮らしていたんだ。 目的が、気楽な腕試しから、カルトン王に認められるような魔物退治をする、にすり替わっていた。 若かったからな」



「『若い=バカ』だからしかたない、みたいなことにしようとしてるけど、けっこう問題あるとおもうよ」


「そうだ。『若い=バカ』だけではすまない状況に陥った」



 口ひげをゆらすように鼻息をだすと、「魔人まじんだ」と、まだ立ったままでいる三人をみた。










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