71.地下プール
「美味しい!」
その日の夜、豪華旅館だけあって、かなり豪華な夕食が提供された。
沢山のおかずがあったけど、特にサーモンのお刺身が美味しかった!
そして夕食を終えたら、大体20時になった。
でも、まだまだ眠くない!
「誰か地下のプール行く人いる?」
本当は今日行く予定がなかったけど、まだまだ疲れたりないから、急に泳ぎたくなってきた!
「私は明日に備えて寝るぞ!」
ココロちゃんは明日の海が楽しみみたいで、今日はプールには行かないみたいだ。
ソラちゃんと師匠は普通に疲れているみたいで、断られた。
ということで、私は1人で旅館の地下プールに行くことになった。
「じゃあ行ってくるね!」
水着やスマホを持ち、エレベーターへと進む。
地下10階のボタンを押してっと!
私がボタンを押すと、エレベーターが下へと降りていく。
地下1階はお土産売り場。
そして、地下2階から9階までは従業員専用のフロアで、降りるのにも会員証が必要になるみたい。
ホームページに書いてあったんだけど、ここの旅館の従業員は人数が多くて、交代制だけど、深夜も地下で働いているらしい。
ちゃんと休み取れてるのかな? って心配になったけど、ちゃんと交代制ですって記述があって一安心だ。
ちなみに住込みで正社員をまだまだ募集してるみたい!
毎日こんな旅館に泊まれるだなんて、ちょっと贅沢かも!?
と、そんなことを考えていると、地下10階に到着した。
「ここが地下プール!」
20時だけど、お客さんが結構いた!
あっ! ウォータースライダーもある!
楽しそう!
いつもプールは学校のプールばっかりだったけど、こういう所のプールは久しぶりだ!
なんだかんだ言って、ダンジョンがなくても十分楽しめそうだ!
私は食後にも関わらず、ウォータースライダーを堪能しまくった!
でも、吐きそうにはならない!
そして、30分くらい経った時、事件? は起きた。
「うぎぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
男の人の叫び声が響いた!
私は思わず叫び声がした方へと向かった。
「あああああああああああああああああああああああっ!!」
私も思わず叫んでしまう!
この空間の歪み! 見覚えがあり過ぎる!
ダンジョンに繋がるゲートだ!
でも、さっきはここ……炭酸プールの近くにゲートはなかった。
ということは、新たにダンジョンが発生した!?
「おい、ダンジョン部隊! 至急応答せよ!」
叫んでいたおじさんだったけど、今度は海パンからスマホを取り出し、クールに連絡を取っていた。
かっこいい!
「なにぃ!? ……分かった……。え? ああ、そうか。って、いいのかそれで? 上の命令……? ああ! ああ! ああ!」
どうしたんだろう?
おじさんは海パンにスマホをしまうと、メガホンを使って叫んだ。
「すみません! この中でダンジョン探索者をやっていて、なおかつ強い方いませんか?」
ここで手を挙げれば、私がダンジョン探索できるってこと!?
「はいはいはーい!」
私は元気よく手を挙げた。
「元気がいいな! だが、大丈夫か? 新しく発見されたダンジョンは未知の世界だ。弱いスライムしかいないダンジョンかもしれないし、逆に今までにないほどの高難易度ダンジョンかもしれない。それでも大丈夫か?」
「大丈夫! 私こう見えても破壊龍って名前でダンジョン探索者やってて、その界隈じゃ結構有名な人ですから!」
「破壊龍……聞いたことあるな。とりあえず、頼んでもいいか?」
「はい!」
私はダンジョンの中へと、入っていく。
ダンジョンへ入ると、ダンジョンの中でいつも着ている半袖半ズボンの姿になる。
「折角だから、配信しちゃおう!」
新しいダンジョンだからね!
配信も盛り上がること間違いなしだよ!
私はスマホにアイテム、自動撮影装置を取り付けて、配信を開始した。




