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スキル『疲れにくい』だけの自認低スぺおじさん、自宅に出来たダンジョンにひたすら潜り続けていたら国家指定S級戦力になっていた件  作者: 猫鍋まるい


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第7話 なんかデカくね?

「お前さん、なんかデカくね?」


 前回引き返すことになったフロアを区切る扉を目指し奥へと進んでいると、なんだかやたら大きい緑スライムに遭遇した。


 多少個体差があるとはいえ通常の緑スライムが座布団サイズだとしたら、コイツは一人掛けソファーくらいデカい。


(こいつも一応撮影しておくか)


 体がデカいせいか普通の緑スライムよりさらに鈍足なので、こうしてスマホを構える余裕も生まれてくる。




「なんつータフな野郎だ」


 ボコる棒で20発以上殴りやっと弾け飛んだ緑スライム(大)。


 動きが鈍重なので奴からの攻撃はむしろ避けやすかったが、如何せん体がデカいせいで蹴りを入れてもコアが露出せず物理耐性の上から無理やり殴り倒すしかなかった。


「おお」


 取り出したコアをナイフで裂くと、いつもよりギッシリと無色魔石が詰まっていた。


(あの図体だけあって、採れる魔石も多いってわけか)


 であれば、ただ面倒なだけでなくちゃんとした旨みもある。


 どうして急に巨大個体が出てきたのかは謎だが、今後も見つけたら積極的に狩ることにしよう。






「おーし着いたぞ」


 バックパックの空きを考え、道中スルーできそうな緑スライムは避けてきたため思いのほか早くフロアを区切る扉『フロアドア』に辿り着いた。


 ネットで検索したところ、フロアドアは破壊可能なため扱いには注意が必要だ。


 不思議なことに、モンスターが積極的にフロアドアを攻撃するようなことはなく。俺たち冒険者がドアを背にして戦ったりしなければそうそう壊されちまうようなことはないらしい。


 まあ仮に破壊されてしまっても、損傷の度合いによるが5日~10日で完全に元通るとのことなので、取り返しがつかないわけではない。


(よし、いるな……)


 慎重に扉を開くと、一匹のゴブリンがこちらに背を向け耳の穴をほじくっていた。


 というかアイツ、前回見たときも耳をほじってなかったか?どんだけ痒いんだよ。


(さて、こいつを試すか)


 YouTu-neにある初心者向け動画によればゴブリンは目が悪い分音に敏感でキラキラ光るものが好きらしい。


 俺は鞄からそっと鈴を取りだすと、ゴブリンの近くへ放り投げた。


「ギャイ?」


 硬く人工的な床のおかげもあって、地面に転がった鈴が音を響かせゴブリンの注意を惹く。


「ギャギャ!」


「掛ったな!ど阿呆!!」


 落ちている鈴を拾おうとゴブリンが腰を屈めた瞬間、一気に駆け寄りゴブリンを背後から殴り付ける。


「グギャ!?」


 狙うは頭。


 ボコる棒のような打撃武器は、敵の頭部を攻撃することで気絶を狙えるからだ。


「ホギャ、ググ……ガッ」


 不意打ちで頭を叩き、怯ませた後無我夢中でボコる棒を振るっているといつの間にかゴブリンはくたばっていた。


「ふはは、どんなもんじゃい!」


 姑息な手段を使っても勝ちは勝ちだ。


 まあそもそも怪物相手の戦いで卑怯もクソもないんだがな。


「……ん?」


 お楽しみの素材回収。


 またやり方をYouTu-neで調べようとスマホを取り出すと、なにやらドタドタと足音が聞こえてきた。


「ギャイギャイ!」


「ギャー!!」


「おいおいおい、マジかよ」


 目が悪い分音に敏感。


(そりゃあれだけ騒いでれば、他のゴブリンも寄ってくるか……!)

 認証コードのトラブルで更新が遅れてしまったのです……!


 なので今夜は2話投稿です(●´ω`●)

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