第5話 おじさんチビりそう
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ホタル:
どうハジメ、ダンジョンに潜るっていってたけどやってけそう?
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ホタル:
おーいハジメー?
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ホタル:
もしもーし
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ホタル:
スマホみてー
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ホタル:
ほんとに大丈夫……??
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ホタル:
見たら返事して
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ホタル:
今からハジメの家いくから
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ホタル:
いないし
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ホタル:
まさかまだダンジョンにいる?
「で、何か申し開きはある?」
「い、いやー初めてのダンジョンに夢中になっていたといいますか、時間を忘れてたといいますか……あーあれだよあれ、ダンジョンズハイってやつだ」
「絶対テキトーでしょその言葉、ダンジョンズハイなんて聞いたことないし」
「だはは……ハ、ハ」
慌ててダンジョンから戻ると、当たり前のように他人んちのリビングにいたホタル、いやホタルさんに滅茶苦茶怒られました。
今もすんげえ怖い目をしてらっしゃるし、おじさんチビりそう。
まあけど、ダンジョンに潜るといって急に連絡が取れなくなったらそりゃ心配するよな。
ホタルもそれで怒ってるわけだし、これは俺が100%悪い。
「ホントすまん!次から気を付ける」
「ん、よろしい。じゃ、ご飯にしよ。ハジメもお腹空いてるでしょ?」
「え?あっ、そういえばなんかいい匂いがするな」
リビングに入った時から気になってはいたが、この匂いホワイトシチューか?
「待ってる間に作っておいたんだ。ハジメの畑荒らされちゃったし、どーせおじさんまともな食事してないだろうから」
「ぐっ……こ奴、痛いとこをついてきやがる」
ダンジョンの中でもカロリーバーを齧っただけだし、美味そうなシチューの匂いを嗅いでたら急に腹が減ってきたぜ。
「ほら、ご飯も炊いてあるからお茶碗の用意して。私はシチューよそっちゃうから」
「どう?」
「めっちゃウマだぜ、さすがホタル。店で出せるレベルだぞこれ」
「もう褒めすぎ。まー自分でも結構上手につくれたと思ってるけど」
そういってスプーンを口に運び「ん、おいし」と満足げに頷いた。
シチューはパン派も多いが、俺もホタルも米でいける口だ。
ホタルが使ってるあのご飯茶碗はアイツが中学生くらいの頃に買ったやつなのでそろそろ新しいのを買ってやってもいいかもいいかもしれない。
両親が亡くなってからもう何年も経つが、こうしてホタルや小森のおじさんおばさんと飯を食うこともあり、家の食器戸棚は独り身にしては充実していた。
「ありがとな」
「んー?なに急に」
「いや、その。シチュー、結構手間かかるっていうし」
「気にしないでいいよ、今度ハジメに焼肉連れてってもらうから」
「げげ!?おま、それが目当てか」
「ふっふっふ。まっ、ハジメも今大変だろうし、すぐじゃなくていーよ」
「そりゃお優しいこって」
「でしょ?楽しみにしてるからね」
「へいへい」
(こりゃますます頑張って稼がねーとな)




