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REMNANT RECORD~ストーリー未読の世界一位の廃ゲーマーは、倒した敵の物語を知らない~  作者: 霜月ルイ
第二章:鎖の聖女『ヘレナ』編

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46:覇王、自由を鍛える

 魔導炉へ火が入る。

 低い唸り声とともに、工房の床を刻む回路へ赤い光が走った。

 壁際に並んだ送風管が一斉に動き出し、炉の奥で炎が渦を巻く。


「温度、上げるぞ!」


 ジンの声が工房へ響いた。


「第二炉、魔力供給開始!」


「芯材の準備はできてる!」


「冷却槽の霊水、濃度安定!」


 集まった鍛冶師たちが、それぞれの持ち場へ散っていく。


 工房の中央にいるのは俺とジン。


 作業台の上には、白銀の結晶――解戒の聖核が置かれていた。


 その隣には、王家の保管庫から運び出した聖銀。

 魔力を通しやすく、術式の干渉を受けにくい金属だ。

 本来なら、聖職者が使う儀礼用の武器に加工される。


 だが今回は、誰かへ祈りを捧げるための刃じゃない。

 誰かに刻まれた命令を、断ち切るための刃にする。


「最初に確認するぞ」


 ジンが解戒の聖核へ顔を近づける。


「こいつは、触れた契約を全部ぶった斬る素材じゃねぇんだな?」


「ああ」


 俺は、作業台へ広げた設計図を指でなぞる。

 解戒の聖核には、契約術式を読み取る性質がある。


 双方が同意して結んだ契約。

 契約を受けた本人が、今も継続を望んでいるもの。

 本人の同意を得ずに刻まれた従属契約。

 一度は同意しても、その意思を撤回したあとまで解除を許さない契約。


 同じ形の紋章であっても、そこへ至るまでの意思は違う。

 解戒の聖核は、その違いを読み取れる。


「なら、奴隷紋だけ選んで壊すよう組めばいい」


 ジンが言う。


「いや……」


「違うのか?」


「強制契約だけを、自動で全部解除する仕組みにはしない」


「どうしてだ?」


 ジンが眉を寄せた。


「奴隷紋だぞ?残しておく理由なんてねぇだろ」


「残すって話じゃねぇよ」


 設計図の中央。

 契約解析回路と解除術式を結ぶ部分へ、新しい回路を書き加える。


「解除される本人が、終わらせたいと望んだときだけ発動するようにする」


 ジンの手が止まった。


「……わざわざ、そんな制限を?」


「ああ」


「勝手に全部切っちまえば早いんじゃねぇか?」


「それじゃ駄目だ」


「何百人いると思ってんだ」


「分かってる」


「一人ずつ意思を聞いて、一人ずつ解除するのか?」


「そうするつもりだ」


 ジンは理解できないという顔で、腕を組んだ。


「奴隷紋を残したい奴なんているのか?」


「いるかもしれねぇ」


「正気か?」


「自由になったあとの生き方が分からなくて、怖い奴もいるって話だ」


 長いあいだ。

 何をするのか、どこへ行くのか、何を食べるのか。

 すべてを誰かに決められてきた人間もいる。


 命令されることが苦痛でも。

 命令されなくなったあとの世界が、もっと怖い者もいるだろう。


「だったら、なおさら俺たちが決めてやるべきじゃねぇのか?」


「違う、違うんだ。おっさん」


「今すぐ解除したほうが、その人間のためでも?」


「それを決めるのは俺たちじゃねぇよ」


 俺は、解戒の聖核へ目を落とす。


 ヘレナに、俺は最後に尋ねた。


 お前は、どうしたい、と。

 誰かのためでもなく。

 正しいことをするためでもなく。

 お前自身は、どうしたいのかと。


 その問いがなければ、七本目の鎖は、きっと解けなかった。


「怖くて答えられない奴がいたら?」


「待つさ」


「いつまで?」


「そいつが決められるまで」


「本当に解除しないと言われたら?」


「その場では切らねぇ」


 ジンが深く息を吐いた。


「面倒な武器を作るんだな」


「仕方ねぇだろ」


「いや……」


 ジンは設計図を見下ろし、少しだけ口元を緩めた。


「それでいいのかもしれねぇな……」


「どっちだよ」


「奴隷紋を消す刃まで、使う側の都合だけで動いたら笑えねぇ」


「分かってんじゃねぇか」


「俺は最初から分かってた」


「今、納得した顔してただろ」


「細かいことを気にすんな、ガキ」


 まったく……。


 俺は設計図の最後へ、起動条件を刻み込む。


 契約を受けた者が、()()()()()()終了を望むこと。

 それが確認されたときのみ。

 破邪の短剣は、契約を断つ。


「設計は、これでいく」


 俺が顔を上げると。

 魔導回路を担当する職人たちが、一斉に頷いた。


 ♢


 鍛造が始まった。


 まず、聖銀を炉へ入れる。

 古参の鍛冶師が作った芯材は、細く。

 だが、簡単には折れない。

 解戒の聖核の力を受け止めるため、何層もの金属を重ねてある。


「温度、千二百!」


「まだだ。あと三十上げろ!」


「魔力炉、出力上げます!」


 若い鍛冶師たちが、術式へ魔力を流し込む。

 炉の中で、聖銀が白く輝き始めた。

 ジンが火箸で芯材を取り出し、金床の上へ置く。


「リンドウ!」


「分かってる!」


 槌を振り下ろす。

 甲高い音が、工房へ響く。


 一度。二度。三度。


 俺が形を整え。

 ジンが金属の歪みを読み。

 古参の鍛冶師が温度を確認する。


 若い職人たちは冷却槽と魔導炉を往復し。

 魔導技師たちは、薄く延ばされた金属へ解析回路を刻んでいく。


 誰か一人が、すべてをやっているわけではない。


 炉を扱う者。

 槌を振るう者。

 回路を刻む者。

 魔力を整える者。

 刃を研ぐ者。


 全員が、自分にできることを担っている。


「ノア!」


「はい!」


 工房の隅にいたノアが、杖を掲げる。

 淡い紫色の光が、作業台へ置かれた解戒の聖核を包んだ。


「魔力の揺れが大きくなっています!」


「無理に押さえるな!」


「ですが、このままでは炉へ入れた瞬間に術式が崩れます!」


「流れだけ整えろ。力そのものは止めなくていい!」


「分かりました!」


 ノアが目を閉じ。

 聖核から溢れる魔力へ、自分の魔力を重ねる。


 押さえ込むのではなく、行き先を作るように。

 乱れていた白銀の光が、少しずつ一定の流れへ変わっていく。


「原文、確認できました」


 ミラが、工房の片隅から声を上げた。

 机の上には、ヘレナが残した随行誓約の写しが広げられている。


「刻印へ使用する文言は?」


「候補は三つです」


 ミラが、紙を読み上げる。


「一つ目。『従う者には、拒む権利がある』」


「悪くねぇな」


「二つ目。『いずれかが望めば、誓約は解かれる』」


「そっちも使える」


「三つ目」


 ミラが一度、言葉を切る。


「原文そのものではなく、全条項の意味をまとめたものになりますが……」


 紙へ視線を落とし。

 静かに読み上げた。


「『選ぶ権利は、誰にも奪えない』」


 槌を持つ手が止まった。


 従うか、拒むか。

 契約を結ぶか、終わらせるか。

 守るか、離れるか。


 ヘレナが随行誓約へ込めたものは。


 結局、そこへ行き着く。


「それでいく」


「よろしいのですか?」


「ああ」


 俺は、槌を握り直す。


「それが一番、あいつらしい」


「承知しました」


 ミラは魔導技師へ紙を渡した。


 再び、槌を振り下ろす。

 聖銀の芯材が、少しずつ短剣の形へ近づいていく。


 やがて、解戒の聖核を刃へ組み込む段階になった。


「聖核、投入するぞ!」


 ジンの声に、工房中の視線が集まる。


 俺は火箸で解戒の聖核を持ち上げた。

 白銀の結晶が、炉の炎を反射する。


 そのまま、溶けた聖銀へ近づけた瞬間だった。

 結晶から何本もの銀色の鎖が飛び出した。


「なっ……!」


 鎖が炉へ巻きつく。


 作業台へ。壁へ。


 そして、周囲にいた職人たちの腕へ。


「動くな!」


 俺が叫ぶ。


 銀色の鎖は、職人を傷つけてはいない。

 ただ、近づくものを拒むように、身体へ巻きついている。

 老人が握っていた槌を落とした。


「また、使われると思ってるのか……」


 誰かが呟く。


 解戒の聖核が発する魔力から。

 感情のようなものが伝わってくる。


 恐怖や拒絶。


 自分の力を、また誰かが利用しようとしている。

 人を縛るために、自分の望まないことへ使おうとしている。


 そんな、ヘレナの魂へ染みついた恐怖。


「リンドウ!」


 ジンが鎖を引き剥がそうとする。


「待て!」


「このままじゃ、炉が止まるぞ!」


「力ずくで外すな!」


「なら、どうする!」


 俺は火箸を置いた。


 解戒の聖核の前へ立つ。

 銀色の鎖が、俺の腕にも巻きついた。

 締めつける力はない。


 ただ、先へ進むなと訴えている。


「命令はしねぇ」


 聖核へ向けて、ゆっくりと告げる。


「無理に力を使わせるつもりもねぇ」


 白銀の結晶が、かすかに震えた。


「誰かが自由になりたいと望んだときだけ。その契約を終わらせたいって、自分で選んだときだけ――力を貸してくれ」


 返事はない。


 当然だ。


 これは、ヘレナ本人じゃない。


 彼女の力と、残された記憶が結晶になったものだ。


 それでも。


「誰かを縛れとは言わねぇ。誰かを守れとも命じねぇ」


 俺は、腕へ巻きついた鎖へ手を添える。


「お前が、自由にしたいと思ったときだけでいい。そのときだけ、俺たちに手を貸してくれ」


 しばらく、何も起きなかった。


 工房には、炉の音だけが響いている。


 やがて――腕へ巻きついていた銀色の鎖が、少しずつ緩み始めた。


 炉から離れ、職人たちの身体からほどけ。

 最後には、淡い光となって聖核へ戻っていく。


 解戒の聖核が、今度は拒むことなく炉の光へ応えた。


「……素材にまで許可を取る鍛冶師は、初めて見たぞ」


 ジンが呆れたように言う。


「うるせぇ。そういう素材なんだよ」


「それで応えてくれるなら、悪くねぇやり方だ」


「最初からそう言え」


「鍛冶師は、実物を見るまで信用しねぇんだ」


「便利な言い訳だな」


 誰かが、小さく笑った。


 張り詰めていた空気が、少しだけ緩む。


「続けるぞ!」


 俺が声を上げる。


「おう!」


 職人たちが持ち場へ戻った。


 今度こそ、解戒の聖核を炉へ入れる。


 白銀の光が、聖銀の中へ静かに溶けていった。


 ♢


 夜が明けても鍛造は続いた。


 槌を振るい、熱し、冷まし、回路を刻み、また熱する。


 誰か一人が疲れれば、別の者が代わった。

 魔力が尽きかければ、ノアが補助し。

 回路にずれがあれば、ミラが原文と照らし合わせた。


 ジンは最後まで炉の前を離れなかった。


 そして、朝日が工房の窓から差し込む頃。


 刃が完成した。


 白銀の短剣。


 華美な装飾はない。

 細身だが、脆さは感じさせない。


 柄には、向かい合った二本の鎖が、中央でほどけていく意匠が刻まれている。


 刃の根元には、ミラが選んだ言葉。


『選ぶ権利は、誰にも奪えない』


 その一文が、小さく刻まれていた。


 俺が完成した短剣を持ち上げる。


 視界の端へ、見慣れた表示が浮かんだ。


破邪の短剣(スペル・ブレイカー)


『強制契約、従属術式、奴隷紋を解析』

『契約対象者本人が終了を望んだ場合に限り、契約を解除する』

『対象者の肉体および魂へ損傷を与えない』


 成功だ。


「これで」


 ジンが、短剣を見上げる。


「何人救える?」


「分からねぇ……」


「なら!」


 ジンが、疲れた顔で笑う。


「最後の一人まで使え……必ずだ」


「ああ……!」


 白銀の刃へ視線を落とす。


「そのつもりだ」


 もう一つの素材。


 七戒の鎖核は、今回は使わない。


 将来、人を縛るためではなく。

 仲間を守り、誰かの暴力だけを止める武器。


 『ズィーヴェン』。


 天理の鎖へ鍛えるために。

 ジンの工房にある封印庫へ、厳重に保管した。


 今はこの破邪の短剣だけでいい。


 この国に残された鎖を解くことが先だ。


 ♢


 最初の解除は、治療所の個室で行うことになった。


 大勢の前ではやらない。

 奴隷紋を刻まれたことも、解除を望むかどうかも。

 人々へ見せるためのものではない。


 部屋にいるのは。


 俺。ミラ。ノア。そして、リィナ。


 公開裁判で、自分を買った貴族の罪を証言した少女だ。


 寝台の端へ座るリィナは、俺の手にある短剣を見た瞬間、身体をこわばらせた。


「……それを、使うの?」


「ああ」


「胸に?」


「奴隷紋へ触れる」


 リィナの手が、無意識に胸元を押さえる。

 奴隷紋へ器具を当てられるとき、これまでは必ず痛みが伴ったのだろう。


「嫌なら、今日はやらなくていい」


 俺は、短剣を鞘へ戻した。


 リィナが顔を上げる。


「やらなくても……怒らないの?」


「怒る理由がねぇだろ」


「でも」


「怖いなら、やめとけ」


「……」


「決めるのは、お前だ」


 俺は、リィナの前へ膝をつく。

 目線の高さを合わせる。


「この契約を、終わらせたいか?」


 リィナは、すぐには答えなかった。

 胸元を押さえたまま、小さく尋ねる。


「終わったら……」


「ああ」


「もう、命令を聞かなくてもいいの?」


「誰の言葉も聞くなって意味じゃねぇ」


 俺は答える。


「聞くかどうかを、自分で決めていいってことだ」


「働けって言われても?」


「働くかどうかを選べる」


「逃げても?」


「ああ」


「逃げたら……痛くならない?」


「ならねぇ」


「嫌だって言っても?」


「嫌だと言っただけで、お前を傷つける奴はいなくなる」


「もし、傷つけようとする人がいたら?」


「そいつが罰を受ける」


 絶対に何も起きない。

 一生、誰にも傷つけられない。

 そんなことは言えない。


 だが、嫌だと言った人間を痛めつけることが許される国には、もうしない。


「ミラ」


「はい」


 俺が呼ぶと、ミラが書類を一枚リィナへ見せる。


「現在、臨時評議会では奴隷契約の禁止と、契約解除後の生活支援制度を整備しています」


「生活支援……?」


「住居、食事、治療、就労支援です」


「働けなかったら?」


「治療が必要なあいだ、強制的に働かせることはありません」


「逃げても?」


「逃げる必要はありません」


 ミラは、いつもの淡々とした口調で続ける。


「どこで暮らすか、ご自身で選んでいただきます」


 リィナの目が揺れた。


 信じたい、けれど、信じることさえ怖い……そんな顔だった。


 長い沈黙のあと、リィナがゆっくりと胸元から手を離した。


「……終わらせたい」


 声は震えている。

 それでも、はっきりと聞こえた。


「この契約を」


 リィナが、俺を見る。


「切ってください」


 鞘からスペルブレイカーを抜く。


 白銀の刃が、淡く光った。

 本人の意思を確認した。

 短剣も、それへ応えている。


「少し、服をずらしますね」


 ノアが、リィナへ声をかける。


 奴隷紋が刻まれた場所だけが見えるよう、衣服を整える。


 黒い紋様。


 何本もの線が、心臓と魂へ食い込むように広がっている。

 俺は、短剣の腹を奴隷紋へ触れさせた。

 リィナの身体が、びくりと震える。


「痛いか?」


「……ううん」


 スペルブレイカーが、白銀の光を放つ。


 黒い紋様が、何本もの銀色の鎖へ変わった。


 一つ。また一つ。


 絡み合っていた鎖が、ゆっくりとほどけていく。


 命令への強制。

 逃亡時の苦痛。

 契約主による生死の支配。


 少女の身体と魂へ刻まれていたものが、一本ずつ白い光となって消えていく。


 最後の鎖がほどけた。


 奴隷紋は、跡形もなく消えていた。


「終わったぞ」


 短剣を離す。


 リィナは、何度も自分の胸元へ触れた。


「……ない」


「ああ」


「本当に?」


「本当に、終わった」


 リィナが寝台から立ち上がる。


 恐る恐る。


 俺から一歩、離れた。


 もう一歩。


 扉の近くまで歩き、そこで振り返る。


 命令を無視しても、許可なく離れても、痛みは来ない。

 何も起きない。


「痛くない……」


 リィナの顔が、くしゃりと歪んだ。


「逃げても……痛くない……!」


 その場へ座り込む。


 彼女は声を上げて泣き始めた。

 扉の外で待っていた支援員の女性が、すぐに部屋へ入りリィナの身体を抱き締める。


 俺は、破邪の短剣を握ったまま、少し離れた場所からそれを見ていた。


 これで、一人。

 たった一人だ。


 それでも、確かに。

 ヘレナの力は、誰かを自由にした。


 ♢


 治療所を出ると、外には長い列ができていた。


 老人。獣人。子ども。元兵士。

 家族に手を引かれた者。

 一人では立っていられず、誰かの肩へ寄りかかっている者。

 短剣を見るだけで、怯えている者もいる。


 それでも、ここへ来た。

 自分に刻まれた契約を、終わらせるために。


「一日じゃ終わらねぇな」


 俺が呟くと、隣でミラが分厚い名簿を開いた。


「当然です」


「何人いる?」


「現時点で保護されている方だけでも、四百七十二名」


「多いな……」


「周辺地域の調査が進めば、さらに増えます」


「何日かかるんだよ」


「何日かかっても」


 ミラが、名簿の最初の名前へ印をつける。


「最後の一人まで行います」


「ああ」


 俺は、手の中にある白銀の短剣を見る。


 刃の根元に刻まれた言葉。


 『選ぶ権利は、誰にも奪えない』。


「一本ずつだ」


 列の先頭へいる老人が。

 不安そうに俺を見ている。

 俺は、その前へ歩き出した。


「この国に残ってる鎖を」


 破邪の短剣が――。


「全部なくす」


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、破邪の短剣の製作と、最初の奴隷紋解除を描きました。


誰かの都合で勝手に自由を与えるのではなく、本人が「終わらせたい」と望んだときだけ鎖を断つ刃です。

ヘレナの力によって、まず一人が自由になりました。

ですが、アルセディアにはまだ多くの鎖が残っています。

次話、最後の一人まで奴隷紋を解除します。


次話もよろしくお願いいたします。

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