第22話 日常【帝国編】ハロルド
ーー帝国 城下街 大通りーー
とことこ
てくてく
ハロルド「帝国、か。紛れもなく人間世界の覇者。軍事力、経済力共に圧倒的だ。だが、その国力をもってしても、魔王軍を撃ち倒す事はできないのか・・・?それ程までに・・・」
〜〜〜ド!
ハロルド「人類は魔王軍との戦いに勝つ事ができるのだろうか」
〜〜ル〜ド!
ハロルド「あらゆる人が、国が、団結しなければ難しいのかもしれないな」
ハーーローールーード!
ハロルド「ん?あれは・・・」
魔法使いのジェシー「おーーーい!!!ハロルドでしょ!!!ちょっとこっち来てよ!!!!」
ハロルド「ジェシーか。全く。どいつもこいつも、街中でよく大声を出せるな。」
とことこ
ハロルド「どうした。何か用事か?ん?そちらの方は?」
女騎士ジェーン「初めまして、ハロルド殿。私は帝国軍陸軍中将のジェーンです。以後、お見知りおきを」
ハロルド「これはこれは。こちらこそ。ご丁寧にどうも。これまた偉い人を連れて歩いているな。」
ジェシー「ちょっとちょっと!ハロルド!こっちこっち!」
ハロルド「ん?」
ジェシー「ジェーンさん、ちょーっと2人っきりでお話ししてきてもいいかしら?」
女騎士ジェーン「あ、あぁ」
ハロルドとジェシーは少し離れた場所に移動した。
女騎士ジェーン「全く。若いなぁもぅ(ニコニコ)」
ハロルド「なんだなんだ。一体なんなんだ。」
ジェシー「ハロルド!!助けて!!!」(ヒソヒソ)
ハロルド「え?」
ジェシー「10年働かされるぅぅぅ(泣)」(ヒソヒソ)
ハロルド「どういうことだ?」
ジェシー「かくかくしかじか」(ヒソヒソ)
ハロルド「いや、そりゃあ君が悪いだろ」
ジェシー「しーっ!もっと声小さくして!!そんな言い方しないでよ!!!」(ヒソヒソ)
ハロルド「いやしかし」(ヒソヒソ)
ジェシー「今まで一緒にたくさん仕事した仲じゃない!!助けてよぉぉ!!!」(ヒソヒソ)
ハロルド「うぐっっ(思い返せば、彼女にはいつも誤魔化して悪辣な仕事を頼んできたな。。。良心が痛む。。。)
ジェシー「お願いよぉぉぉハー↓ロー↑ル↓ドー↑!!!」(ヒソヒソ)
ハロルド「うっ(めんどくせえ)分かった。分かったよ。」(ヒソヒソ)
ジェシー「ほんと!?」(ヒソヒソ)
ハロルド「だが話を聞く限り、どう助けたら良いか今のところ筋道が立たない。少し時間はかかると思う。」(ヒソヒソ)
ジェシー「そっか。。分かった。。でもちゃんと助けてね(泣)」
ハロルド「はぁ・・・。」
ジェシー「ジェーンさん待たせちゃってるわ。戻りましょ。」
てくてく
ジェシー「待たせちゃってごめんなさい」
女騎士ジェーン「いや、いいんだ。気にするな(ニコニコ)」
ハロルド「? 何か良い事でもあったのか?」
女騎士ジェーン「いや、なんでもないさ。(ニコニコ)」
ハロルド「そ、そうか。(変わった人だな。。)」
女騎士ジェーン「ん?あれは・・・もしや・・・帰ってこられたのか!!!!!こうしちゃおれん。挨拶に行かねば。すまない、ハロルド殿、ジェーン殿。私はここでおいとまする。またいずれ。」
ハロルド「あ、あぁ。」
ジェシー「またね。」
スタコラサッサー
ハロルド「・・・変わった人だな。」
ジェシー「そう?そうは思わないけど。」
ハロルド「ところで、あんなお偉いさんと2人で何してたんだ?」
ジェシー「ん。買い物」
故郷に・・・故郷に帰ってきましたよ・・・今まで・・・ほん・・・グズッと・・・にグズッ・・・ヒックおつかれ゛さま゛グズッ・・・でしだっ・・・グズッ
ふぐ・・・グスンヒック・・・うぅぅ




