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第21話 日常【帝国編】ホームレス・看守・論客



ーとある料理店ー





ホームレス「今日はよろしくお願いします。」


店長「よろしくね。早速だけど、経歴を教えてもらえますか?」


ホームレス「はい。今、東国の勇者ハロルドのパーティに所属しています。そのパーティでモンスター食の試食と調理法の研究を担当しています」


店長「・・・勇者パーティの?それまた珍しい。それでなんでうちでバイトを?」


ホームレス「はい。おr僕には【モンスター食大全】を執筆するという夢ができました。その為に、色々な調理法を学びたいと思いました。なので、この店で働いて、勉強したいと思いました。」


店長「・・・この国にはどれくらい居る予定ですか?」


ホームレス「1〜2ヶ月の予定です。」


店長「・・・う〜ん。かなり短期だよね。難しいな〜。うちは今短期の募集はしてないんだよな〜」


ホームレス「・・・」


店長「うん。今回は申し訳ないですが、採用は見送ろうかと思います。すいませんね。」


ホームレス「・・・」


店長「夢、頑張ってね。応援するよ。」


ホームレス「・・・タダ働き・・・」


店長「ん?」


ホームレス「タダ働きで良いから!!修行させてもらえないか!!!!!」


店長「あぁ、いやうちはそういうの『お願いします!!!!!!!!』


店長「・・・」


ホームレス「・・・」


店長「・・・」


ホームレス「・・・」


店長「・・・ついてこい。」


ホームレス「!」




てくてく  とことこ


2人は厨房に向かった。





店長「炒めてみろ。」



ホームレスはフライパンと米を渡された。

ホームレスは米を炒め始めた。



パチパチ・・・ジュゥゥゥゥ




店長(なんだこの程度か。がっかりだな・・・ん?)




ホームレスのボルテージが上がる。




ホームレス「ヒヒッ・・・ヒッ・・・フ・・ファイヤ・・・ファイヤァ・・・」


店長「どうした!?」




ホームレス『ヒャッハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!燃やし尽くしてやるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!』



ホームレスは米を炒めながら舞い始めた。



店長「こ・・・これは!?とんでもないフライパン捌きだっ!!!!!!!」



ホームレス「ヒャッハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」



店長「すごい!すごすぎるっ!!!!!!」



ホームレス「ヒャッハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」



店長「よ、よし。良いだろう。ここで修行させてや『ガンッ』バタッ



フライパンは店長の頭に直撃した。店長は気絶した。



ホームレス「ヒャッハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」




こうして、ホームレスの料理修行が始まった。











ー宿屋協会本店 とある部屋ー






看守の娘「ちょっとー!パパの下着と一緒に洗濯しないでよぉぉぉ」プンスコ


看守「あ、ああ。。すまんすまん」


看守の妻「あんた、これからどうすんのさ」


看守「そうだな。。どうしようか・・・(遠い目)」


看守の妻「あんたは戦えるからいいけどさ、私と娘は正直、あの勇者さん達の旅についていっても足手まといよ?」


看守「ああ。。。」


看守の妻「迷惑かけるだけだと思うから、できれば私たちはこの旅に着いていきたくないんだ。」


看守「そうか・・・そうだよな。。。」


看守の妻「それに、娘を危険な目に合わせたくないし。。。私達はこの街に残らない?」


看守「そうだな・・・ハロルドさんに相談してみるよ。」




ピンポーン オショクジデゴザイマス




看守の妻「はーい」



ガチャ



アンドロイド「コチラガユウショクデゴザイマス。ドウゾ」



テーブルの上には、それはもう豪勢な食事が並んだ。



看守の娘「うわ〜〜すっごい!!こんなの見たことない!美味しそぉ〜いただきまぁぁす!!」




ムシャリ うまー モグッ うまうまー パクパク んー!おいひぃぃ



看守の娘「あっパパ、この野菜食べて。あ、でもこの魚ちょうだい。」



看守「(娘を危険には晒せないよなぁ・・・)あっ俺の皿野菜しかない」









ー宿屋協会本店 別の部屋ー





論客(さて。現状の課題点をまとめましょうか。)


論客(まず、戦力が圧倒的に不足している。)


論客(戦力の補充を常に念頭におかなければなりませんね。)


論客(幸い、今のメンバーの中にも伸び代がある人が何人かいるらしいので、彼らの成長には期待をこめるとして・・・)


論客(要所要所で強い人を勧誘すると。ジェシーさんや風呂屋の爺さんは今の所の候補ですかね。)


論客(そしてできれば他の国の勇者パーティとも友好的な関係を築き上げ、例えば共同戦線をはる等して、協力体制を構築しておきたいところ。)




論客(そして、次の問題点ですが、)


論客(魔王軍の情報が全く得られないということ。)


論客(今までいくつかの街を経由してきましたが、魔王軍の同行が全く掴めない。)


論客(魔王軍は攻めあぐねているのでしょうか?)


論客(いや、それは無いでしょう。)


論客(恐らく、各国が魔王討伐の為に勇者を集ったのは、なかなか攻めてこない魔王軍に戦略的警戒をいだき、行軍できないから先遣隊として少数精鋭を送りこむ為ではないかと、私は踏んでいます。)


論客(もしその予想が正しいのなら、魔王軍は非常に厄介な敵ということです。)


論客(はぁ。。)




論客(そして、最後の問題点ですが・・・)


論客(ハロルドに戦闘能力が皆無なところです。)


論客(これは結構由々しき問題ですね。)


論客(このパーティはハロルドのカリスマで成り立っているのは間違いありません。)


論客(そして戦術面、判断力、決断力においても類稀なるものを持っておられる。)


論客(思いやる心も持っておられて、リーダーとしては申し分ない。)


論客(ただ、戦闘能力が無いのでポックリ死にかねない。)


論客(・・・結構致命的な問題ですね。。。)


論客(まぁその時は、戦略・戦術共に優れる私が代わりに・・・いや、それを考えるのはやめときましょう。)





論客「やれやれ。コーヒーが冷めてしまいましたね。」





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