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隊
「(うーん、そろそろ1週間かぁ)……終わりました」
「お疲れ、後は変わるよ」
「ありがとうございます」
外の捜索の協力を初めて1週間が経った。協力と言っても私を前衛兼雑用と、もはや『隊』と呼んでいいのか怪しなくなっていた。
「まだ進みますか?」
「いや引き上げる。もうすぐ『夜』になる」
「夜になる?」
「?知らないのか?……戻りながら話そう。撤収だ!ビーコンを設置しだい帰還する!」
隊長の声を聞くとのんびりとした雰囲気が一瞬で切り替わりピリピリとした雰囲気になる。
「いつ見てもすごい…」
「伊達にここまでついて来てないからな」
「(凄く誇らしくしている…警戒心と同時にそんな事を思えるのか………)三時方向に生態反応が発生!」
「距離は!」
「約50キロ!反応からして『前兆』です!」
「即刻撤退!作業を中止せよ!」
設置作業をしていた人達は躊躇いなくその場を離れて陣形を形成しながら撤退していく。
「じゃあ私は先に」
「ああ」
声を掛けてから先頭に立ち近くの敵を倒して行った。




