表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
83/156

82, いつもの日常(?)

「ハーディさん!!団長がまた逃げました!!」

「あ、はい、わかりました。」


ハーディが皿を拭こうとしたときのこと。突然扉が開き、入ってきたのは魔法騎士団の団員さん。


(なぜでしょう⋯⋯、凄く久しぶりな気がする。)


丁度客はいなかったから、ハーディはそのまま店を閉めてシャルルを探し始めることにした。


(今日の天気は曇り。少し風があるし、肌寒いからあまり高いところには行きそうにないですよね。)


空を見上げれば、灰色の雲が視界いっぱいに広がった。上空は風が出ているのだろう。いつもより早く空を泳ぐ雲を見て、ハーディは前を向き直した。


(大通りとか、わちゃわちゃしてるところは、サボりのときはあまり好んで行かないみたいですし、建物と言ってもお昼時。飲食店は人が増えるでしょうし⋯)


「なら、時間的に人が少なくなるところですよね〜。うーん。回数を重ねるにつれて隠れる場所が難しくなっているんですよね〜。」


そうは言っても、シャルルはハーディが絶対に見つけられるギリギリを攻めてくれているのだが。


「地味に優しい?」


独り言を呟きながらも迷い無き足取りで向かっているのは植物園。


「ここなら、昼は人が少なくなりますし、温室があるから暖かい。そして何より、今日は曇りだから客足は更に減っていることでしょう!!」


植物園と言っても、出入り自体に制限やお金は特に掛からない。ハーディは白い開け放たれたエントランスから中に入り散策を始めた。緑の葉に、色とりどりの花々。外の整備された綺麗な街並みから一変、自然だからこそ持っている独特の美しさがハーディをこっちだと手招くようだった。


「どこか隠れられそうな場所は⋯⋯⋯。」

「そろそろ場所移動するか⋯⋯。」


そして植物を見ながら曲がり角を曲がった途端、目の前に人が現れた。ハーディは避けきれずに勢いよくその人にぶつかる。


「す、すみません。余所見しちゃってて⋯⋯」

「あ、いや、こちらこそ⋯⋯⋯、ハーディ。」

「あ、シャルルさん!!」


ハーディは顔を上げて、後退ろうと一歩下がるシャルルを認識すると、シャルルの腕を掴んだ。


「確保ー!!」

「⋯⋯⋯。」

ここまで読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ