75, 背伸びしてるわけじゃないよ。
昨日は投稿できなくてすみません。
「そんなことがあったんだ。魔石渡したのは偉いじゃないですか。」
「緊急のときにどういう対応をしたら良いのか教えてください。」
翌日、ハーディはシャルルを連れてまたゾエに会いに来ていた。
「朝になったらもうこっちのシャルルさんに戻ってたみたいなんですけど⋯⋯。」
「こっちのって何?」
「気にしなくて大丈夫ですよ~!!」
(熱が下がってくれたのは本当に良かった⋯⋯。)
しかし、昨日の一件でわかった。
当たり前過ぎるが、ハーディは自分が魔力を持っていないのに人の魔力暴走を抑えられるのか、ということに。
「しかし、ハーディさんが魔力を持っていなかったなんてね。驚いたよ。そんな人が居るんだね。」
ゾエは紙に何かを書き込むのを止め、ハーディを見つめた。
「ねぇ、報酬は積むから一瞬、爪でも血でも、髪の毛一本でも良いからくれない?」
「嫌ですね〜!!」
「ゾエ、ハーディに手を出さないで。」
シャルルはハーディを守るように抱き寄せた。そんなシャルルを見ながらハーディは、『シャルルさんは心配性なんだなぁ。』と微笑ましく思っていた。
「あれ?シャル、背伸びしてる?」
「は?してるわけないじゃん。」
「でも、昨日はハーディさんより背が低かったのに、今は頭一個分くらい追い越してるし⋯⋯。」
ハーディはシャルルの顔を見上げた。
「うわっ!!本当に伸びてますね!!」
「今気づいたの?」
「今まで背を比べられるまで近づいて無かったですし。しかし、気づけなかったのが本当に申し訳ないですね。もしかしたら魔力暴走が改善されてきたのかもしれないのに。」
「早く元に戻れよ〜。」
「⋯⋯うん。」
ここまで読んでいただきありがとうございます。




