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72, お泊まりしましょう!!

お久しぶりです。長らく更新休んですみません⋯。

今日からまた更新始めます。でも、もしかしたらしばらくは投稿できたり出来なかったりするかもしれません。

「シャル。」

「何、ゾエ。」

「このお兄ちゃん2人と、この女の子。泊まるならどっちの家がいい?」

「「「は!?」」」


そうしてしばらくの間、ハーディの家にシャルルが滞在することになった。


○△○


(本当にどういうことでしょう??何故シャルルさんが私の家に?トマル?トマル⋯泊まる。あ⋯野菜屋さんで買ったトマトがそろそろ食べごろかも⋯。幼少期シャルルさんって嫌いなものとかあるんですかねぇ。)


ハーディは結局現実に戻ってきてしまう現実逃避をしつつ、後ろで心なしか目を輝かせて店の中を見回すシャルルを見る。


「本当に私のところで良かったんですか?」

「あの中じゃ、一番まともそう。」

「グリエノールさんもヨハンさんも、シャルルさんの同性ですし、色々楽だと思うのですけど⋯⋯。」

「俺、迷惑?」


シャルルはハーディに近づくと、そっと手を掴んでそう問いかけた。


「迷惑だなんて⋯、そんなわけ無いじゃないですか。シャルルさんは大事な初日からのお客様なんですし。命の恩人ですし。それに⋯⋯⋯」

「?」

「いいえ。とにかく、シャルルさんが大丈夫なら、全然構わないんです。あ、魔石は何処に?」

「この鞄の中。」

「2階に上がりましょうか。空き部屋に荷物を置きに行きましょう!!」

「お願いします。」


ハーディはシャルルから鞄を預かり、階段を登り始める。


(それに⋯のあと、私は一体何を言おうとしたんでしょう。)


無意識のうちに、ハーディは髪に着けてあるバレッタに触れた。


(ふふ。シャルルさんってそういえば、あの日から地味に合う度に髪を気にしていたんですよね。)


別にあからさまにいつもと変わった行動をする訳では無い。ただ、ハーディの左耳の上をチラッと見ては、少し微笑むのだ。


(シャルルさんのお役に立てるのならば、私はいくらでも働きます。とにかく、今はシャルルさんを精一杯おもてなしするだけ。)


魔力暴走が収まったあと、彼が何を思うのかわからない。ハーディ自身が、なにを言うのかわからない。


「⋯⋯⋯⋯何で、シャルルさんは髪の色が変わっているんでしょう。」


純白の月の事件以降、考えないように、触れないようにしようとしたこと。


「そもそも、私って、シャルルさんの何を知っているんでしょう。」



ここまで読んでいただきありがとうございます。


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