69, シャルルさん?
「えっと⋯。いろいろすみません。」
「ハーディさんって、混乱したら面白いっすね。」
「あぅ⋯。」
「お姉さん。目大丈夫?」
「何で!?」
地面にしゃがみ込んでいるハーディをシャルル(?)は可哀想なものを見つけたような目で見る。ヨハンに肩をポンポンと叩いて慰められてしまった。
(うぁ。恥ずかしい⋯。)
「取り敢えず、家の中に入りますか?」
「え?良いの?」
「悪い人たちじゃないのは何となく分かったから。」
「団長から言われたことのない褒め言葉来た。」
「だから、団長って何?」
シャルルは家の中に2人を手招きした。2人は顔を見合わせると、おずおずと家の中に入る。
「おじゃまします。」
「おじゃまします」
2人は家に入るなり驚きの声を上げた。
「床が板じゃない!!」
「なにこれ、藁?」
「?タタミのこと?」
「タタミ?」
「そういう床の名前だよ。」
「へぇ~、シャルルさんは物知りなんですね!!」
「?そういえば、こんな事どこで知ったんだろう。」
首を傾げているのか、銀髪がふわふわと傾く。
(やっぱり、シャルルさん本人なのかなぁ。でも、団長としての記憶が無さそうですし⋯、髪の色も違いますし⋯。)
一体何が起こっているのか。もし、本当にシャルルならば、元の姿に戻るのか。記憶はどうなるのか。
「団長の家、中が結構広い。けど⋯⋯。」
「片付けが苦手なんでしょうねぇ。」
「気付いたときにはこうなってた。」
ハーディとヨハンは床という床、隙間という隙間に積み上がった本の山を見て、思わず顔を引き攣らせた。
○△○ オマケ ○△○
「お話する前に、一旦部屋を片付けさせていただいても?」
「え?いいの?」
「団長も一緒に片付けてくださいよ〜!!」
「それはするけど⋯。」
そうして本を本棚に戻す作業を行った3人は、終わった頃には謎の連携が取れるようになっていた。
「ヨハンさん!!」
「これ団長!!」
「これそっちにお願いしていい?」
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