64, 静かなところ
昨日は投稿できなくてすみません。
「居ましたね!!シャルルさん!!」
「うわっ、あ、ハーディか。もう見つけたの?」
「そうですよ!!」
場所は少し騎士団から離れた公園。誰もいない小さな公園の端、木の下で寝転がっていたシャルルの横にハーディも座った。
(シャルルさん、やっぱり静かなところが好きなんだなぁ〜。)
ゆっくりと起き上がり、芝生に手をつくシャルルにハーディはジュースを渡した。
「見てください。複数のフルーツを混ぜたミックスジュースです!!」
「それは、俺にくれるの?それとも見せつけているだけ?」
「どっちがいいですか?」
「飲みたい。」
「そう言ってくれて良かったですよ~。どうぞ。」
シャルルは興味深げにしばらくジュースを覗き込むと、やがてチビチビと飲み始めた。彼の喉仏が嚥下に合わせて動くのをハーディは固唾を呑んで見守る。
(これで美味しいと言ってもらったらお店で出してみましょう。)
ちなみにハーディは最近、シャルルに新作ジュースの味見をしてもらっている。理由は、1番率直な反応をしてくれるから。
「⋯これ、なんか甘みが強い気がする。」
「あまみ⋯。潮風ベリーが多すぎるのかなぁ。」
「そんなの入れていたの?」
潮風ベリーとは、その名の通り潮風に当てられて甘みが強くなるベリー系フルーツの総称である。余談だが、別に潮風に当てなくても甘い。このジュース中には2種類程入れている。
(お馴染みの果樹園夫妻にもらったんですよね。)
『これも美味しいわよ!!食べてみて。数年前に苗木を植えて作り始めたのが初めて収穫できたのよ。』
『ジャムにしても、タルトにしても美味しいぞ。』
『ならジュースにも合いますか?!』
果樹園の老夫妻はとても活発で、『今年はあの植物を育ててみたの!!』とお裾分けをよくしてくれる。とてもありがたい。
「ご協力感謝します!!」
「これもこれで美味かった。」
「よし、騎士団に戻りましょう。」
「(もう少し休んじゃ)ダメなの?」
ここまで読んでいただきありがとうございます。




