62, 再会
「今日は公開訓練日。ジュースを届けに行きましょう!!」
ハーディは鞄にジュースと、魔力紡ぎの糸工房のコップ、ジュースが腐らないための氷の魔石などを入れて店を出た。
「しばらく休んで元気になって、お客さんもだいぶ戻って来てくれて⋯幸せ過ぎて怖いですね~。」
独り言を言いながら、ハーディは、久しぶりに話たときの騎士団の人たちを思い出した。
『ハーディさんだー!!』
『え!本当だ!!大丈夫ですか?』
『異変に気づけ無くてすみません。』
『ハーディさんを探している時の団長、めっちゃ怖かったっすよ〜!!』
「⋯、ふふ。」
「あ、ハーディさん!!」
魔法騎士団の敷地に入ろうとしたところで、女性に声をかけられた。
「アメリアちゃん!!」
「お久しぶりです!!」
「そうですね。お元気ですか?」
「はい。とても。」
二人は近づいてハグをする。
「何でここに?」
「私は普通のお店じゃあ働けないので。」
「え?」
「純白の月を密告して潰すための証拠も提出したから捕まることはなかったんですけど⋯まぁ、要警戒って感じですね。」
「それで、責任取れって上から押しつけられた。」
「グリエノールさん。」
「ここだけ女性職員が多すぎるって他のから言われてんだよ。」
「そうなんですか?」
「ハーディさんとアメリアで。」
「「あ!」」
(そっか、私も名前を載せてもらったんでした。)
「他のところは全く女性居ないのが当たり前らしいし、数カ月前まで俺らもそうだったのによぉ。」
グリエノールはこめかみを押さえながら建物の中に入っていった。
「ハーディさんも行きましょう!!」
「ですね!!」
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