18, 最高に美味しい一杯を。
「いい、いつからそこに?」
「最初から。」
「具体的には?」
「黒髪がうんたらこうたらって辺りから。」
「⋯すみません。」
「というかハーディさんって⋯。」
彼はタッと軽快な音を立てて地面に飛び降りた。
「俺の支持者なの?」
「し、支持者?」
「そー。ふぁん?とか言ったりするらしいけど、取り敢えずは、この人が好き!!って明言してることが条件だっけ?あ、さっきヨハンの見た目を語ってた人たちいるじゃん。あんな感じ。」
「へぇ。そんな物があるんですね。でも、そしたら私、それに当てはまらなくないですか?別にシャルルさんの見た目だけが好きってわけじゃないですし。」
「なにそれ、嬉し。」
シャルルは目を細めて笑った。
(笑顔は、可愛いんだな。)
何故か無性にドキドキして、そこまできて、ハーディは思わず首を横に振った。
(ななな、なに今の?!?)
「ところで、何かご用ですか?」
ハーディは話を誤魔化すことにした。
「いや、それはこっちのセリフだよ。こんなむさ苦しいところにどうしたの?仕事は?さっき来てって言ってたでしょ?」
そういえばさっき休憩にとかいった記憶があるな、とか思いながらハーディは返事をする。
「今も仕事していますよ?」
「え?」
「さぁさぁ!!暑い日差しを受けながら、汗水垂らして訓練を頑張ったあなたに、柑橘類の果実水はいかがでしょうか?」
私は持ってきていた小箱を開ける。
「私の店にコップを卸してくれる工房さんが、氷魔石を、はめ込んだら何回でも使える冷却道具を作ってくれたんです。おかげで今もキンキンに冷えた果実水。
今日はいつものお礼を兼ねてお金は取りません。」
「へぇ?次来るときにどれだけ持ってきたら良いか試してるの?」
「秒でバレた!!」
「俺は勘とかは色々鋭い方だからね。というか、実はさっき、ヨハンが嬉しそうに報告してきた」
「そういうことですか!!」
シャルルは、手をパタパタとはたいてから私が差し出した果実水に手を伸ばした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今日はテンポよく書けたので2話投稿です!!




