【報告書ファイル_03】4/15〜4/18
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日付:2025年4月15 日(火)
報告者:ID25015(第17班)
業務内容:複製化存在に関する特別講習
報告本文:
本日、今後予定されている討伐業務への備えとして、迷宮内の複製化現象にともない発生する、複製化存在(通称レプリカ)に関する特別講習を受講した。
研究結果によるとレプリカは擬似的な生命体とされ、その大多数は人類を複製元としている。しかし、複製過程における欠損や誤差により、元の形状とは大きく異なる歪つな外見を持つ。具体的には、四肢の数・配置が不規則であり、左右非対称な構造を持つ例も多い。
また、例外なく知性を喪失しており、人語を解さず、本能的かつ狂暴的な行動をする。
特筆すべきは、同一次元内に複数回折りたたまれるように複製されて生成された『多重複製個体』であり、大型レプリカと称される。これらの個体は明らかに生物学的制約を超えた膂力を持つことが確認されている。
さらに迷宮管理を困難かつ危険なものとしている要因のひとつに、生命反応によるレプリカの『集積効果現象』が存在する。
具体的には、迷宮内部において一定以上の質量の生命体が存在した場合、それに反応する形でレプリカ個体が大量に出現・接近する傾向が観測されている。
この特性により、探索部隊の規模は制限を受けることとなり、人数を5名から6名程度に抑える必要がある。
当該講習を通じて、現地における遭遇時の対処法や、レプリカの異常行動パターンに関する知見を再確認した。討伐業務においては、知識に基づいた冷静な対応が求められるため、今後の業務に向けて有益な準備となった。
以上。
実績スコア計算:
座学講習:0.5点
計:0.5点
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日付:2025年4月16日(水)
報告者:ID24037(第15班)
業務内容:いつものルート巡回
報告本文:
お疲れさまです。ID24037です。今日もいつものルート巡回でした。
レプリカなし、異変なし、楽なもんです。
これで以上……ん? 大型レプリカ討伐命令?
いやいやいや、え? 待ってください。なんで私がレプリカ討伐に同行しなきゃいけないんですか。
ええと、『集積効果を防ぐための許容質量を算出した結果、貴殿の質量と完全に一致することが判明した。よって、当局は貴殿に対し、討伐任務の遂行を命ず』……?
冗談じゃないですよ! 少ない分には集積効果は誘発しないんだから空けとけばいいでしょう!?
あほくさ。辞めてやりますよ、死にたくない。
おや、まだ続きが……『なお、本命令に違反した場合は規約違反と見なされ、相応の違約金が発生するものとする。』
ふっざけkんb!!
実績スコア計算:
業務命令への不従順:−2点
計:−2点
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日付:2025年4月17日(木)
報告者:ID25015(第17班)
業務内容:討伐任務に関する事前通達
報告本文:
本日、本部より討伐任務に関する正式な通達が下された。「第四市営地下鉄」構造内にて発生した大型レプリカによる襲撃事案を受け、当該個体に対する討伐任務を明日、2025年4月18日(金)に実施する。
討伐任務には、討伐班よりA級個体討伐実績を有する戦闘員3名が出向予定であり、編成・装備ともに本件に対応可能な水準にあることが確認されている。
また、遭遇者であるID25015(報告者)も同行要請を受けており、現地におけるルート案内を担当する。また、存在質量の補正を目的とし、第15班よりID24037も同行する。
本任務は、先行する調査業務において犠牲となった班員への報いになると考える。最大限の準備をもって臨む。
以上。
実績スコア計算:
討伐任務事前準備・書類作成:0.5点
計:0.5点
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日付:2025年4月18日(金)
記録者:レプリカ調査・研究班
記録名:討伐班未帰還に伴う緊急対応
記録本文:
本日実施された『第四市営地下鉄構造内における大型レプリカ個体の討伐任務』に関連し、18:00時点において、当該任務に従事していた討伐班3名および同行班員2名の計5名が、予定帰還時刻を4時間以上経過してもなお未帰還の状態にあることを確認した。
これを受け、本部は社内危機管理規定第3項に基づき、緊急対応体制へと移行した。各部門に対して警戒レベルの引き上げを通達し、管理業務を担う社員に対し、残業勤務の指示を出した。現在、捜索班の編成を関係部署へ要請中であり、捜索開始に向けた準備作業を進行している。
以上、討伐班未帰還に伴う本部対応の初動記録として記録する。
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日付:2025年4月18日(金)
記録者:レプリカ調査・研究班
記録名:討伐班の帰還に際する記録
記録本文:
23時27分、『第四市営地下鉄構造内における大型レプリカ個体の討伐任務』の遂行中であった討伐班3名および同行班員2名の計5名が、本部へ全員無事に帰還したことを確認した。
5名いずれも負傷しており、その多くが重傷と判断されたため、帰還直後に医療班による初期対応を経て、連携医療機関へ緊急搬送を実施した。現時点において、全員の命に別状はないとの報告を受けている。
帰還直後の簡易聞き取りにおいて、比較的軽傷であったID24037は、今回の討伐任務が成功したことを証言。目標とされた大型レプリカ個体はすでに討伐済みとされた。
なお、該当大型レプリカの活動を終止させたのは、同行者であったID25015であるとの証言を得た。事実であれば、これは異例の功績である。
詳細については、後日実施予定の正式な聞き取り調査にて、状況の全容把握を進める予定である。以上、本件に関する初動報告とする。
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