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【報告書ファイル_04】4/21〜4/25

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日付:2025年4月21日(月)

場所:地下1階・第3|取調室

記録者:調査・研究班記録係

対象者:ID21084(討伐班・戦闘担当)

録音書き起こし内容:

『言っとくけどな、ド素人どもが足引っ張らなければ、もっと簡単にヤれたんだよ。実際4本の腕のうち、2本はオレが切り飛ばしたんだからな*。順調だったんだよ、途中までは。


 それが、あのガキ(ID25015のことだと思われる)──、”これはちがう”、だの口走って、一人で走り出しやがった。勝手なことをしやがって、それでオレらは立て直しに追われたんだ。

 なんつったあのガキ、責任をとらせろよ! 調査班、お前らもだ!! 2匹いる(・・・・)なんて聞いてなかったぞ!』


補足:

*ID21084:討伐数ランカーのひとり。戦闘技量に自信を持つが、やや過剰。所有武器は『刀状多重複製鋼材斬撃器』。討伐班内での通称は「千引ちびき」。切っ先に多重複製鋼材を用いており、れただけで、長く引き切ったような切れ味を持つ。

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日付:2025年4月22日(火)

場所:地下1階・第3取調室

記録者:調査・研究班記録係

対象者:ID22023(討伐班・戦闘担当)

録音書き起こし内容:

『みなさん、本当にお疲れ様でした。

 今回の討伐は想定外のことが重なってしまったよね。あんなに浅い階層に大型レプリカが出るのもレアケースさ。

 調査班の人たちがレプリカの特徴を見誤ったのも、仕方がないと思ってるよ?


 僕たちもレプリカを見たとき、2重(・・)であることを疑わなった。腕も4本で、2重複製個体の特徴そのものだったからね。

 それが、ふふ、あれは驚いたよ、まさか体の前半分・・・後半分・・・がそれぞれ独立で行動していて、実は4重(・・)の複製個体だったなんてさ。

 2重と4重じゃ危険度が全然違う。


 ID25015くんがその兆候に気づいて、すぐ行動に移せたのは見事だったよ。彼が僕たちにもう一体の存在を気づかせてくれなかったら、不意打ちで全滅していたかもしれない。

 彼、討伐班に向いてるんじゃないかな?』

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日付:2025年4月23日(水)

場所:地下1階・第3取調室

記録者:調査・研究班記録係

対象者:ID24037(討伐班・戦闘担当)

録音書き起こし内容:

『いいですか? まず言わせてください。二・度・と・現場には出ません。討伐班はどうかしています。銃も爆薬もなしに、ほとんど生身で戦うなんて。ぶるぶる。

 ええ、わかってます、わかってますよ、空間の多重化がどうので飛び道具が使えない*とか。


 最初は討伐班の攻撃が大型レプリカを押してるように見えました。でもいきなり大きな咆哮ほうこうが聞こえて、壁や床が砕け散って……。

 その後のことは知りません。他の人に聞いてください。死んだふりをしてました。』


補足:

*空間の多重化:迷宮内では、空間そのものが多重複製されているため、発射体(弾丸、爆風なども含む)は進行中に空間の干渉を受け、弾道の逸れ・急激な減衰げんすいが発生する。結果として実効射程は著しく短くなり、近接武器の使用が余儀なくされる。

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日付:2025年4月24日(木)

場所:地下1階・第3取調室

記録者:調査・研究班記録係

対象者:ID21009(討伐班・戦闘担当)

録音書き起こし内容:

『(数分間の沈黙の後)


 …………不覚を取った。


 (長い沈黙)

 (調査班からの質問)


 ……言うべきことは、すでに言った。


 (長い沈黙)

 (調査班が片付けを始める音)


 いや……待て。

 調べて欲しいことがある。あの大型レプリカについてだ。

 あの大型レプリカ──体が前後に別れていたようだったが、あれは“自発的”な分裂だったのか?

 それとも……何か、外的な力によって、千切られた(・・・・・)のか?』

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日付:2025年4月25日(金)

報告者:ID25015(第17班)

業務内容:大型レプリカ討伐事後報告

報告本文:

 4月18日に実施された第四市営地下鉄内での大型レプリカ討伐作戦について、以下の通り事後報告を行う。

 当初、討伐班により発見された個体に対し、通常通りの討伐作業が進められていた。しかし目標レプリカの身体的な特徴が、以前遭遇したものと異なることに気づいた。

 緊急判断により、独断で周囲の探索を実施したことをここに謝罪する。


 探索の結果、付近の構造物の陰に身を潜める第二の大型レプリカを確認。討伐班への通達を試みたが、その直後、当該個体が動き出したことで、現場は一時混乱状態となった。


 第一のレプリカは討伐班によって討伐されたが、第二個体の抵抗により討伐班全員が負傷し、現場での戦闘行動が困難な状況となった。

 急を要する状況下であったため、現場に落ちていた討伐班の武器を無断で使用し(後日、正式な報告と謝罪を行う)、残存するレプリカと単独で相対あいたいした。

 その際、敵個体が大きく体勢をくずしたため、速やかにとどめを刺すことができた。

 敵個体の体勢の崩れについては、相対時に目視した、敵脚部の大きな打撃痕だげきこんが要因であると考えられた。おそらく、先週殉職(じゅんしょく)したID16026による攻撃が、大きな損傷をもたらしていたと推察する。


 ID16026の勇敢な行動に深く感謝の意を表するとともに、第17班の一員であったことを誇りに感じた。

 以上。


実績スコア計算:

大型レプリカB級討伐:120点

大型レプリカB級討伐(絶命処置):120点

計:240点

*累計点数が60点に達したため、「2級作業員」の受験資格を獲得。

*累計点数が100点に達したため、ボーナス有給休暇1日が付与されます。

*累計点数が200点に達したため、「1級作業員」および『討伐班戦闘員』の受験資格を獲得。

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