大学を散策しよう
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優先権を行使しお先にすかべん……じゃなくて調査しに入った榊風鈴。その目に映った光景とはっ
朽ち果てた大学やったー……なんでー?だって他の街の設備は私の時代のまんまやったやん。
なんでこんなオチが来るのよ。優先権の意味が無ーい。
それでも校舎を歩いて回ります。4人の優先調査権なのでスカベンジはしない。
実験器具とかはいっぱいありましたね。大学レベルだとちょっとなにやってるんか分からんやってん。私カレッジやユニバーシティまでいってないので……
歩いてるとある部屋を見つけましてねー
「魔導アーマー試作開発室」
ってのと見つけたんですよーダッシュで室内に入ったわ。
中には100式ジャパリの組み上げ済みの機体や同じく108式アメルの機体が飾ってありました。
うれしい前に考察。ふむ、大崩壊はここら辺?先端研究のあの会社も108を開発してたよね。
え、じゃあ200年後じゃなくて30から40年後に大崩壊ってこと?
それともそこら辺で魔王戦線が勝利を収めて、魔導アーマーがお払い箱になったのかな。戦車の方が強いもんな。
後で魔王に聞こうと思いつつ飾られてる機体をチェック。死んでるか。ただの魔導装甲ってだけだな。
なにか残ってないかなーと情報端末などを片っ端から立ち上げてみたり。全滅。むう。
帰ろっかな。お、あれは簡易PDA。設計図かお金でも入ってないかなーと。
えーと、共同開発によるXXX01の腕部装甲の設計図(試作)……おおおおおおおおおおおお!?
これはー凄いものを発見してしまいました。これドラグーンの正式装甲の試作ですよね。
でも試作かあ。どこまで実戦配備できるレベルで作られてるか。
うーんでも試作でも実戦で使いつつ作り上げたい。まず試作品を工場で生産しなきゃ。殿の国なら大丈夫かな、でも引き返すのもなあ
おっと考えすぎた。次行こう次。少しでも本のPDAがあれば取り込もう。恐らく85%程度の理解は出来る。
紙の本だと保存状態によっては500年で風化しますが、簡易PDAはそれくらいじゃあ風化しません。図書PDA室にごっそりおいてあったので片っ端から取り込みました。
そう、私達古代人は本の中身を取り込めるんです。内容も理解できる。完全に不思議。PDAを手に埋め込まれている新人類としての機能かな?
よし、これで設計図の理解が少し深まったかな。高校じゃ教えてくれなかった魔導装甲の原理とかは85%理解できた。
とりあえずこれくらいで一度帰って、ハンターによる大宴会に参加。
翌日4人で大学込みでスカベン……調査しました。これは調査だよ、調査。
1日の優先調査権なのでテキパキと調査。凄いな、ペンキの缶とか全く錆びてない。これ使えるんだよー。
薬局もあったので私以外の3人で分けました。私は緊急医療セットをブルーブラッドに吸収させてるからね。
過去の音楽ショップがあったのでこれは全部漁って山分け。古代の曲データはめっちゃ高く売れます。
全部かっさらうと批判の対象になるので調査はここまで。大学の研究室だけみんなで見て悔しがってました。完品なんだけどなあ。売り物にはなるからハーザンさんが全部もらってましたね。異次元倉庫に入れてたけど、現代人としては凄い倉庫性能だなあ。
ちなみに図書PDA室のロックはめっちゃクチャ頑丈にかけておきました。ばらばらになって飛散するのはもったいなさ過ぎる。え、音楽PDA?シラナイナア
後日の話しですが管理協会を立ち上げてもらって、管理してもらいました。
「こんなところですかねー」
「そうアルね、美味しかったアルよ」
「イエァ!俺と岩倉っちはハンターのみだからスカベンジはしねえが、今回は懐が暖まったぜえ!」
「いずれ武者鎧を動かす、その目標が出来たでござる。」
これで調査は終わりってことで撤収。翌日Scavenger協会に入り直し。
とりあえずScavengerがスカベンジしてる場所に赴いてみました。
私はもうここではスカベンジしないので眺めてるだけー。
いやーもうすでに殺伐とした雰囲気と、喧嘩が始まってますなー。
人の欲望が渦巻く世界ですよ、スカベンジ業界は。
賞金の支払いが済んだ翌日。我々4人にもお別れの時が来ました。
「今回のことは死ぬまで忘れないぜえ!アバヨ!」
さっさとホーザンさんは行ってしまわれた、切り替え早いなあ
「それでは拙者もこれにて。とてもいい経験になったでござる。」
「私もいくアル。この街まだまだスカベンジできるアル。」
あ、あれ。みなさんお早いお別れで。切ない気持ちになってるの私だけ?
じゃ、じゃあ切り替えて次の場所いきましょう。右腕を76式アメルのミドルタイプで生きてるやつ、に買い換えて南の方角へしゅっぱーつ!バカラのお金をつぎ込んだぞー!またお金貯めないとね!
移動中はせっせと弾薬の内職するのが日課になってきたなあって思っているうちに休憩ポイントって所まで移動。
こういうのが複数箇所にあって、大体1泊して補給を整えて次の街へ進むみたい。
じゃあ、私たちも一泊しますか。
こういう場所には必ずといっていいほどお酒飲めるところがあって。そこの話し相手さん(バーテンダーとかキャバレーの女性さんとか)は結構物知りだったりするんだよね。
「そんなわけでマスター、なんか情報をクレ」
「いや、いくら何でも範囲が広すぎるなあ。この北の街で緑の巨人が討伐されたとか。」
「おお、情報が早い。あ、そういえばここの首都ってどこなの?ワットー?」
「ワットー?うーん違うねえ。そんな都市はないよ。西のキャリホー地方のロジャンが首都だね。」
「へー。じゃあ今向かう南は?」
「ザンギュって所だね、海に面しているから海産物が旨いんだ」
「海産物っ、それは食わずにはいられませんね。」




