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緑の巨人とイチバンヤリ



別によーいドンで攻略が始まるわけでもないので、どこのチームも個人もちょいちょい様子見をしながら待機。


どこが駆け出すのか……ゴクリ。


見事に我々でしたーだって武士さんが居るもの。「イチバンヤリ」をしないとあかんらしい。


街から廃墟中心部までは一直線の大きな道路があるんですが、さすがにそこは守備が厳重なので、迂回。


北東45度くらいにある小さな道、といっても昔の車が余裕で相互通行可能な道なんだけど、そこを使って進行していくことに。いざ行かんー!



の、前に。108ガンポッドで偵察。こやつらただ撃つだけじゃなくてレーダー光学両方での偵察とか出来るんですよ。しかも私と同期が出来る、といってもモジュールが私の頭部にないので同期は出来ませんけど。なら何故述べた。


逐次送られてくるデータを受け取って偵察偵察。


「一応廃ビルの中とかに銃座とかありますけど、敵の気は緩んでますね。」


ガンポッドを前方におくって


「むー、私たちの位置からちょっと中心部に向かうところにちょっとした前哨基地、Outpostがありますね、電撃戦を行ってあそこを破壊してイチバンヤリといきましょうか」


送られてきたデータをナノパワーでみんなに送信。認識の同期をはかりました。


「ヒューッ!こいつぁすげえぜ!」


「後は突撃のタイミングでござるな。」


「一応廃ビルの銃座および人員を排除してから乗り込みたいんだけど。」


「背後から襲われたらさすがにひとたまりも無いアル」


ちゅーことで、気配を気で消せる私と岩倉さんが乗り込むことに。警報鳴らされてOutpostの連中が応援にきたり警戒されちゃ逆効果です。


ふー……廃ビルを登って銃座近くに。登るのも一苦労でしたがここからさらに暗殺をしなければなりません。さらに苦労しそうです。


さてどうしようか。魔法によって生み出した偵察機の情報だと音声で連絡するみたいだ。遠吠えをするための緑の大型犬が銃座の近くに座ってる。匂いで銃座周辺に敵がこないか警戒する役割もあるでしょう。あ、巨人は2体います



どうしよっかな。



最初からこうすれば良かったのかもしれませんが。


銃座の周りに魔法でサイレンス20mをかけて、無音状態にします。


そして同時に、一気に私と岩倉さんが突っ込む。といっても私は2個同時起動しているので2番手ですが。


「――!――――――!!」


なにか名乗ってる感じがしますね


「――――!!」


イャーっ!、でしょうか。


さあ私も続きましょう。猛ダッシュからの鉄パイプ突き!胸にはあたりませんでしたが十分。緑の血液を噴出させています。ちなみにこの間に物質生成式ナノ20mmshort銃弾で犬は潰してあります。


巨人ですからそう簡単に倒れるはずもなく、手元にあった木製の棒を振り回して応戦してきましたこれあたると折れるか失神するな……


巨人が右に薙ぐ!ステップアウト!からのガンポッドでの掃射!


なんだとー!?掃射に構わずに突っ込んで右からの袈裟斬り!死ぬ恐怖持ってないのか?あえてステップインからの気の貫通打!姿勢を戻したと見せかけてからのワンインチパンチ!密着すれば袈裟斬りは出来ん!


巨人は私をつかみにきた!ステップアウトし……右手の離脱が遅れた!掴まれて技でも何でも無い放り投げ!ぐああああ!フレームごと肘が折れた!


ここで戦線離脱するわけにはいかん、横目で見てるけど岩倉さんもまだ終わらせてない。


気で修復を行いながらもう一度鉄パイプアタック!今回は遠慮無く頭部だー!痛み止めはブルーブラッドがすでに打ってある。


ガゴン。まああたるのまでは確定なんですよ、速いから。ここから脳しんとう起こすかどうか!?


もう一度ぶん殴ろうと思って振り下ろしたその瞬間に巨人がバタンと後ろに倒れてそのまま窓から落ちてビルの外に。えええええ


あかかかかかかんあかんあかんかん。どさっと物音がしてそれが仲間の死体だったら警戒ってレベルじゃねえ、襲撃されてることがバレてしまう。えーとー



「サイコキネシス!!」


ナノパワーで掴もう。気は外したから2個同時の範囲内。


ただ両方とも全開でやってるからああったたたたあt頭が


【ねえ、もう魔王と一緒に暮らしちゃわない?】


うるさいありえないじゃまだ


【ねえ、なんでマリー出さないの?マリーで全て殺せるのに】


作者が忘れたせいだ私のせいではない


【ねえ、私たち一緒に暮らしましょうよ、この身体で】


この身体は私のものだ

【ねぇ】

【ねぇ】

【ねぇ】

【ねぇ】

【ねぇ】

【ねぇ】


う、うるさ……さ……


頭が2つになりそうになったその時、ふっとサイコキネシスの負荷が軽くなって私は私1人に。何があったんだろ。


岩倉さんが首撥ねに成功したのを横目で見ながらビルの下を覗くとワンさんが。その麗しきチューゴク剣で巨人の頭部を撥ねて、サイコキネシスの導線を断ち切ってくれたみたいです。助かった。


ワンさんは私を指さした後、両手の指でバッテンを2回ほど作りました。無理すんなってことでしょうか。


私の負傷はあったけどもう1000ユロル獲得ということでちょっと沸いてますね、みなさん。もう一つの銃座があるビルの巨人1匹を倒してこの日は撤退。


で、マリー紹介していなかったのでマリー紹介しておきました。今回市街戦なのでマリーみたいな防御壁になる存在重要だよねーたはははは。ごめん。



3つの首を真っ先に持って帰ってきたためにハンター達は大興奮。俺らでも勝てるってわけだな!ってことかな。きついぞ。


首をオフィスに納品してみんなで酒場に。たくさん食ってたくさん飲みました。腕の怪我を聞かれたけど、傷自体は魔法で治してあるって答えておいたよ。


実際はブルーブラッドが投入した緊急医療セットのおかげだけど。大量のナノマシンと魔素を投入して血液や髄液、肉体に変換して一気に治すという。


通常のセットは自動注射タイプで心臓にぶっ刺します。

私の場合、ブルーブラッドが、損傷を受けた場所に即座に注射と噴霧します。


治せないものは風邪くらい。古代の技術でも風邪を治すことはまだできてませんでした。


後でセットを補充しとこう。病院漁ると出てくるけど基本は自作。



わーわーわーっと突っ込んでったハンター達ですが、ぎゃーぎゃーぎゃーと逃げ帰ってきました。


何も無しじゃ大型重火器の前に倒れ伏すみたいだね。そうだよねえ能力無しだもんねえ。ハーザンさん以外は能力持ってるからねえ我々。だから出来た。


飲んでくって解散して、私はドラグーンの所に。うーん、右肘が使い物にならないなこれ。フレームが折れてる。一応固定してドラグーンの自動修復機能を作動させてるけど……




翌日はみんな疲れてるので、やっすみー。


ドラグーンは今フレームだけ。どうもドラグーンの力ってのも上限があるみたいで、収縮機能とか使っていると他の所にパワー使えないって「マリーが言ってた」

君たちどういう仲なの?お父さんに紹介してくれないの?


ま、というわけで全ての機能を外してマリーに積んでフレームをな……お……


「マリー、異次元空間倉庫って中の時の速度を早めることも出来たわよね?」


『当たり前ですよ何馬鹿なこといってるんですか』


「じゃあちょっと今から異次元空間倉庫作るからナノマシン溶液かして。」


『ああ、ドラグーン入れるんですね。合点承知ぃ!』


というわけでクローゼット買ってきて、そこに「入る重量300kg、見掛けの重さ無変更、時が流れる速度1000倍」のナノエンチャントをして異次元空間倉庫を作成。


これにドラグーン入れて直すって寸法です。


さすがになんも力を講じてない魔導アーマーのフレーム(しかも私用に縮んでもいない)は重くて、昨日パワーに脳みそ引きちぎられそうになった私では動かせず、マリーのアームで中に。


寂しいだろうけど耐えてくれよ……


で、今度は風化が怖いので、マリーにちょくちょく見てもらいながら就寝しました。

といってもほとんど寝られなかったよ。


午前3時くらいかな、マリーに起こされまして


『もう治ったし、なんだかパワーアップしてますよ』


おお、直ったんだ!


『ええ、治ってます。今取り出しますね』


マリーのアームがクローゼットに入っていき、そしてドラグーンが取り出されました。


マリーが降ろすが早いか、損傷部位へと直行!うん、デコボコもない、直ってる!多分。


「よかったー直ってくれたんだねえ。何年も耐えてくれてありがとねえ。じゃあちゃんと直ってるかテストしようね。」


ドラグーンの背中を開けて、そいやっと搭乗。背中がしまって、


【ドラグーンより。『同期を開始します』】


え、ちょ、ま


などと慌てている間に頭から背中にまで等間隔になにかがつきささささっててて



気がついたら乗り込んだまま倒れ込んでました。顔をあげると


魔王がいました。お前さんだけファンタジー満載の名前じゃのう


「あー、バージョン1.2になったようだな。進化の方向が分からんがお前の補助をする方向に進んだようだ。神経乗っ取ったりとか、網膜描写とかはしなくなったようだな、使わなかったしな。出力を10ほど上げていたと思うが15ほど上がることになりそうだな。フレームそのものの強度も上がってるな。それと……」


「いやいいから!いまブルーブラッドだけで恥ずかしいんじゃー!」恥ずかしいんじゃーパンチ、魔王は吹っ飛んでいった



「まったく……でさ、フレーム特有機能とかないの?ありすぎても扱いにくくなっちゃうけど」


『出力省エネ機能だそうでーっす。ドラグーンを通してパワーを出せば消費エネルギーが少なくすむという』


「通訳ありがとう。それいいねー長く稼働できるのは一番のメリット。」


『レーダーセンサー類の補助も行うそうです。なんでもやりますねー』


「それは助かるーレーダーとセンサー、どれだけ人類が進化してもコンピュータの補助がないと完全な力発揮しないと思うよ」


『とりあえずそんな感じだそうです。いいなー私も1.2になりたいなー』


欲しがり屋さんのマリーを余所に、パーツ取り付けたりとかして、翌日までにはなんとか復帰。右肘より先のパーツは……壊れたかなあ。機体データのステータスを見るとデータが帰ってこないらしい。



ま、なんとかなるでしょう。今度攻略するのは前哨基地、Outpostだ。

2019/02/07 21:07 フレームアシスト機能の記述を削除。

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