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100式

はい、講師の榊風鈴です。皆さん、元気に勉強しましょうー^^


じゃないですよ。講義を受けられるのは市井の皆様も対象にしたため、講義希望者がわんさか来ちゃって。


身分の違いもあるから時間調整が大変なんです。午前午後に分けりゃいいってもんじゃない。武士もお勤めがあるからね。


この街はどうも文明の維持ができずに少々衰退して、TYOHO ISHINの前まで戻っちゃったみたいですね。


このイシン、有名なので覚えてました。

ここから成り上がるものの第二次世界大戦で世界中にダンジョンができて色々あって新作の世界へと突入するんですよね。うんうん。


で、文明が衰退しているので私の7割の知識でも十分講義ができました。


農作物などは実地を見ながら改良案を出していったりしたわけですけれども。あぁ、野菜たっぷりラーメンおいしかったなあ……「よいよい」、ってところでした。


講義の合間にドラグーン見てるんですけど、見事に胴体ぶっ壊れましたなー。背部に13mmパワー無しで6発受けちゃいましたもんね。一発は貫通してるし。


記憶をたどると、戦争での行動の場合、ナノマシンパワーか魔導で防御しながら進むみたいなんですよね。

防御してると、年式によりますが、40mmナノマシン転送徹甲弾でも貫通はしないそうで。


ちょっとした歩兵戦闘車並みの防御力ですね。ちなみに重歩兵戦闘車は「40mm機関砲多様弾頭」まで持ってたかなー



戦争での立ち居振る舞いがわかっていなかったのがもろに結果となって現れましたね。

武者鎧を突破するまでは対人戦。トマトジュース作るときは戦争だったんですね、他に多種多様な兵科がいて相互で補っていると。抜かれたときの作戦も考えてあったんでしょうね。


今思えば60mmグレネード……も弾切れなので、ナノ縮退ボムをさっさと打ち込むべきでしたね。

いや、味方と歩調を合わせる、か。興奮して行き過ぎた突撃をかましてしまった。


ま、戦争はもうしないだろうし反省はこれくらい。今は胴体をどうやって確保するかです。いわゆる「死んじゃってる」状態なので重量軽減ができません。レーザーも死んじゃいましたね。外側だけなら使えますが。


ここの魔導アーマーショップはお家に使えるショップなので私は使えませんし、戦争で受けた傷を修復するのにすごい頑張ってますんで、クレ、とはなかなかいいにくいです。


ん、修復できるってことはナノパワーか魔導を扱えるってこと?すごくないかこの街。


講義の合間に動きそうな工場や動いてるけどなんだかわからない工場、秘密の工場とかを聞いてみたんですが、かすりもせず。


んー次の街、といっても元ジャッパーンを通過するまではこの文化だろうからジャッパーンを抜けた次、そこまでは穴塞いで使うかあ。


こういう感じで生活してる中、気の訓練は欠かさず行ってました。後とある実験。


気の訓練は順調ですね。パワーが増えたとは思えませんが、流れが綺麗になっていってるのがわかります。流れは3つの力の発動速度に関係するので、とても良いことです。



とある実験というのは、私の時代でも実験段階でしかなかったんですが、これです。


「力の並列使用」


へ?今までやってなかったの?融合して使ったじゃんとか思われるけど、ありゃー「融合」なの。合わせて一個の力にして使っていたの。


同時使用描写あるかもしれないけどそれは謝るから許してなの。いいわけとしては同時ではなく瞬間瞬間で切り替えて使っていたってことにしたいの。


今やってるのは合わせないでナノと魔導別々にして2個同時並行に使えないか実験してるの。


これ結構危険で、イメージをダブルに使うから頭の中にもう一つ人格ができてしまいやすくて(既存の病気や疾患ではない)実験程度でしか研究が認められていなかったんだよね。やるとしてもナノか魔導と気しかなかったわけで。トリプルは私が世界初だからね。


つまりナノと魔導の同時並行使用実験は私が世界初。慎重にやらないと死にそう。でも扱えないと戦闘に関しては素人である私がこの先生きのこるには無理がある。本気で死にたくないです。


メタるけど、だって私がピンチになるときの難易度がすごい勢いで上昇してない?物語がどうとかじゃなくて。本気で死にたくないです。



養生中は講義をしながらパーツを探して並列使用の実験を繰り返すという、まるで養生してねえという養生をしてました。ラーメン食べ放題してたから養生だろぉ?。


1ヶ月くらい養生をして、健康になったのと講義の成功以外は乏しい結果になったけれど、移動できる!という段階でお殿様 (大名をこういうんだって)から面会を所望するというお言葉が。逆らうはずもなく大名屋敷と言うらしいところへ。


と、殿様の部屋についたけどぜんぜん作法がわからない。とりあえずこちらにあるざぶとんの所にて着座。脚ってどうするの?伸ばすの?


「えーと作法がわからず申し訳ありません、榊風鈴まいりました。」


「おう来たか。ああ、座り方はこうやってこうやってこうじゃ。うむ、様になっとる。行軍の件といい戦の件といい、実に大儀であったぞ。」


「は、はあ。」


「戦の時皆に褒美をあたえるというたよな。市井のものには税を減らす約束をしたんじゃが、武士の褒美が難航しての。あー、渡り鳥、じゃったか、いわゆる部外者に近いお主への褒美までなかなかたどりけんかった、すまんの。」


「ほへ?私にも出るのですか?」


「もちろん。真っ先に戦闘をかけ罠を破壊しマリーと一緒に一般兵をなぎ倒しとる。特にマリーは3本の銃で弾をばらまき刀で撫で斬りにし、相手方の一般兵に絶大な被害と恐怖をもたらしたからの。」


「ああ、あの赤い血は武者鎧を撃破したんじゃなくて一般兵を……」


「うむ。取り付いていた武者鎧はあーむで捕まえてぶん投げていたと聞いておる。さ、話はこれまでにして褒美を渡すぞ。古来ジャッパーン製武者鎧の胴体じゃ。」


「ふぁ!?」


「今回の戦で完全に破損してしまったと聞いておるからの。この戦最大の武功であり、市井のものへの講義、最大の勲功じゃ。ただし」


「ただし」


「工場があるのでそこで作ってくれ。ちなみにワシ等にはさっぱり動かせん。可能なら武者鎧を数体作ってくれ。」


「そーきたかー」


言うが早いかその日には工場を教えてもらって内部へ。セキュリティは開いていたけど、奉っていたようで内部にはお祈りに使いそうな道具や小物がわんさかありました。生産ラインに入ってるもの以外はこのままでいいか。


特に問題なくコントロールルームへ。整理整備整頓されてる工場だなー。まず稼働させましょう。ナノエネルギーコアの位置を把握して、大きく作った私のコアと交換。やっぱりやせ細っていたよ。


稼働に5日前後かかったのはチャイネと同じ。資料室から最新のジャパリ製魔導アーマー一式のパラメータを引っ張り出しで入力。私は胴体だけなので先に作っとくか。100式だってさ。76の24年先か。


壊れたロッシーのは多分ヘビーモデルだったんだけど、最新鋭ジャパリはそれをライトクラスで大きく凌駕するね、年式が違うとすごいな。


斥候のライトか前線のヘビーかって感じがするけど、私は凡庸だけど汎用で万能なミドルを選択。なんでもするのが渡り鳥だからね。



では、作成!



もちろんこれにも数日かかるので、その間に原材料の追加投入と扱い方の講義。


原材料についてはここの材料変換炉は凄くて、みんなナノ変換するから何でも良かったりする。すげーなジャッパーン。


まず私のが完成。うわーロボットアニメの姿だよこれ。でも各部位に理由があるね。今回は左肩に20mmナノ転送式多目的弾の銃口が……えぇ……20mm……さすがに砲身が大きめだ……しかも多目的弾……転送式だから反動はないけど……ロマンもいいところだよ。


目線連動と自動迎撃装置付き。20mmならどんな迎撃も出来るか。肩に付いてるCIWSだな。さすがに重すぎるのか背中に重量を支え可動を広げる補助フレームが付いていて、肩にあるというかその補助フレームで支えきってる感じ。この腕がメインで肩が補助という感じですかね。3本目の腕?かな?凄い発想。


まあ銃弾手に入らないだろうしどうでもいいや。小さくさせとこ。


他の説明すると、「100式専用多目的ジェットパック」なるものが装着されてました。私のブースターパックの正式版だね。背中に2本下に2本ノズルが付いているだけ。上への出力は背中の2本が賄うみたい。完全に空飛ぶには専用のパックを取り付ける必要があるとのこと。前のめりになったときとかの基本バランスは……私が取るのか。


そして、ジェットパック上部には異次元倉庫が付属。これがないとね。以前のものは壊れて、出すことは出来るけど入れることはできないって状態で壊れているのでちょうどよかった。



さて実際に装着したけどこれはすごいですね、13mmを背部に食らってもでも耐えるんじゃなかろうか。


頭部も壊しとけばよかったかな、私死んでるなそれ。レーダーとセンサーだけ作らせてもらうか。互換性あるはずだしね。



そんなこんなで武者鎧組の方も着々と完成。お殿様や上級お武家さんが見に来ているのですが、興奮が伝わってきますね。


「かくかくしかじかで末永く使えるし3種類の鎧を作れるので上手く使ってくださいね。」


「しかじかかくかく。いやあ実に大儀であるぞ!」


「よかったです。壊れたパーツは変換炉に入れちゃえばオッケーなので使い倒せるんじゃないかと。」


大義ついでに脚も作ってもらいました。簡単に足作れるとか、急に超強国になったなここ。


脚にはブースターノズルがついていました。100式は空飛ばせたかったのか?まあピーキーな動きはできますね。あ、最大で走れば速度が音速超えます。なんて近所迷惑な。


なんか一気に2箇所も100番代に突入して、撃たれてよかったような悪いような気がする私でした。ジャンクアーマーが懐かしいっ。

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