↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

48/96

48狩り目

 ごめんなさい!今回で東山君視点終わらせるつもりだったんですが……終わりませんでした(笑)

思ったより長くなっちゃたんで、次回で確かに終わりになります。

 あの時から俺は彼の事を信用出来なくなった。いや、彼だけではない。周りの皆が、果ては両親までが本心では自分を嫌ってるのではなんて事を考えてしまった。


 それから彼とも、両親とも心の距離は離れていきそのまま年月は過ぎて俺は高校生になった。


 *****


 その出来事があったのは、本当に突然だった。


 俺が通っているこの『鳳楽学園』には、俺と同じく大企業を社長令息、令嬢が揃っている。

 その中でも東・西・南・北の方角に関する文字が名字に入っている者は大企業が揃う学園中でも「方角持ち」と呼ばれる、有名な特上の令息、令嬢だというのは周知の事実で、その特上の中には東の文字が名字に入っている東山家も入っている。


 また、西園寺や北原乃、他にもたくさんの方角持ちが時期を同じくして今のこの学園には揃っていた。


 しかし、その事はあまり自分には関係ないと思っていた。丁度このクラスには方角持ちは自分一人だったし、そもそも未だに方角持ちの友人が自分にはいなかったからだ。


 本来なら、時期を同じくして産まれた方角持ちは企業同士の関係を作るために友人や婚約者といった関わりを持つようにするはずなのだが、俺は小学校二年生から、友達であった彼との時間が無くなった分の空き時間を埋めるために剣道を始めていた。

 時間を潰すためだけに始めた剣道だったが思った以上に楽しく、練習や試合をして帰ると疲れて家では、すぐに寝てしまったりして時間が全くとれなかったのだ。

 ……いや、実際には全くという訳ではなかった。オーバーワークは身体に悪いので、そういう休養の時間は多々あったし家庭教師や家のための勉強の時間はあったのでそれを休めば、時間は作れた。


 でも、……しなかった。怖かったんだと思う。また、彼のような事が起きるのではなんて想像したら、進んで新しい関係を作るなんて出来なくなった。


 だけど、もしも、もしも誰かが自分を何かに誘ってくれる事があったなら。

 そういう時は、また、一歩を踏み出す勇気を出そう。そう、思っていた。



次回、本当に東山君の今の心境。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。