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49狩り目

 やっと東山君視点終了!長くなっちゃいましたけど(笑)

 *****



 そして、今がある。今の俺は、…….まぁ、正直言って想像していた以上のものがあった。

 方角持ちの者二人とも関わりを持てた。西園寺と北原乃。二人は女子だが、そんなの関係ないくらいにグイグイ来てくれる。最初に西園寺から友達の誘いが来た時は本当に驚いた。「桜の妖精姫」なんて呼ばれるのが納得な容姿。いつも微笑を浮かべており、無表情の俺とは全くの正反対。そんな彼女が何故?そうは思った。


 だけど、この誘いは、以前の自分が想像した、第一歩を踏み出すために必要な誘いなのでは?


 そう考えて、迷ったのは一瞬。気付いたからだった。

 彼女の、西園寺の顔色は熱でもあるのかというくらいに真っ赤に染まっており彼女の特徴でもある微笑を崩すくらいに緊張している事が伝わる様子で。


 こんなにも彼女は頑張っている。自分と友達になるために。ならば、自分もそれに答えたくって。

 俺は、答えを出した(第一歩を踏み出した)


 その結果が、こんな風になるとは流石に想像出来なかったけど。


 本当に想像もしてなかった二人の本性。なんというか……、奇想天外?


 そんな二人の本性を知るきっかけになったのは俺にとってのある事件。二人と会うのも普通に慣れてきて、少しずつ話が出来るようになっていた頃の事だ。


 *****


 久しぶりに休みの日に人と出かける、それも女子という事もあって服装などに気を付けて行けば時刻はもう約束の五分前。女子一人を待たせるのもどうかと思ってたし、もう少し早めに着くつもりだったんだが。


 すると待ち合わせ場所の近くから声がした。……!、ナンパというやつだった。


 しかし、慌てて駆けつけた俺が見たのは屈強な体をもつ男がいかにもチャラそうな男を引きずり、それをいつもの微笑を浮かべながら彼女が見送っているところだった。


 この時から、ん?っと思う事はあったけど最終的には……別人?なんてレベルにまでなっていたから人生は分からない。


 西園寺と北原乃はあえていうならご令嬢という者で、周りのイメージは淑女。だけどホントの彼女達ははっちゃかめっちゃかなところもある普通の人だった。


 そんな風に生きていた彼女達に言われた言葉はきっと一生忘れることはない。いきなり語られた時はびっくりした。……その感情(驚き)を言い当てられた事も。

 説教された事は初めてだった。今までは親にも教師にもそんな事言われたりしなかったから。

 自分のために誰かが息を切らしてまで言葉を届けようとしてくれたなんて経験もなかった。


 そんな彼女達には自分も言葉を返したかった。結局言えたのは美味しいの一言だったけど。


 その後も驚く事がたくさんあって、彼女達と一緒にいる事は楽しかったんだと思う。


 *****


 特に、人が辺りにいない事が限定だったけど。彼女達の本音を聞くのが好きだと思う。西園寺なんかは剣道部が男子女子で別れているとはいえ、近くにあるのは確かだからと一緒にいれる機会で話すのは楽しかったと思っている。未だに、自分自身の感情は分からない。

 けど意外と表情に出ている彼女達と共にいるとなんだかそれが分かる気がするんだ。

 そうして俺は今日も彼女達といる。

いつか書きたかった東山君視点!やっと書き終えました。今回の話、だと思うとかだろうとかが多い彼の脳内ですけどまた話が進んだら彼の視点を入れて成長させてやりたいです。

後、今のところ唯夏と同レベルの感情を持たれてる美優ですがそこの辺りも成長して特別な感情が欲しいですよね(笑)

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