第22話 車のハンドル0時持ち
渋滞って嫌になりますよね。スマホはいじれませんから、ポカンと口を開けて前車が進むのを待つしかありません。
そんなとき、すれ違う対向車のナンバー語呂や都道府県って密かな暇つぶしになりますよね。
おれごん流では、対向車のドライバーさんも暇つぶしになることがあるんです。今日はそれをご紹介します。
おれごんには気になっているハンドルの持ちかたがありましてね。あれ、どこから発生したやり方なのでしょうか。
流行なのでしょうけど。男性ドライバーの間にだけ流行っている、職業ドライバーにはみられないハンドルの持ちかた。
教習所では10時10分の位置を両手でにぎると教わりました。今では9時15分と若干変化したそうです。後者の方がハンドル内蔵のエアバッグの作動を妨げないのだとか。
9時15分持ちは左右どちらへも操作が滑らかに行え、長時間おなじ姿勢でも疲れにくく、危険には瞬時に対応できる。
理に適っているんです。国を挙げて推奨するのは伊達じゃない。
一方の、一部のドライバーさんの間で流行っている持ちかた。
0時です。0時0分ですらない。だって片手だから。
片手でビシッと、0時の位置にドカッと乱暴に乗せる。
あれがかっこいいのだと信じてやっているんでしょうけどね。今めちゃめちゃあの握りかたをするドライバーさんが増えているんですよ。
観察していると、すれ違う車すれ違う車でみんなやっている。何台も連なって、どの男性ドライバーも得意満面で0時持ち。したり顔をして向こうから、代わる代わる押し寄せてくる。
こうなるとむしろ滑稽じゃありませんか。おれごん視点では珍走団のよう。
安全面にも不安が。衝突してハンドル内のエアバッグが作動する際、腕が爆発で吹き飛ばされるので骨折の懸念があります。
車体に打ちつけるのならまだいいほうで、利き腕の質量が超加速して自らの顔を襲うケースもあるらしい……!
0時持ちの良さは失われつつあるように思います。その姿を見てくれる人なんて、渋滞に溺れるおれごんの他にいないと思いますしね。




