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盲目治りの私に6年間封眼監禁した王族を絶対に盲目にしてやる  作者: ソルトデーモン
第0章・少女あやか

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17話・喧嘩

三人は部屋の中でダラダラしていた。外は雨が降っており中々雨はやまない。

リカエルはミナリのモンスター帳を椅子に座りながら見ている。目が開いているのかいないのか、眠ってそうな感じで読んでいる。

ミナリはベットに座っており果物を食べている。果物の一辺を落としたようだ。それを手に持ちながら、塾考している。

そしてあやかはベッドで寝ていた。

「あやか」

「なに?」

「落とした果物って食べてもいいと思う?」

「3秒以内なら食べていいと思う、むにゃむにゃ」

「パク」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「なぁミナリ。雨っていつやむの」

「わからない。」

「お前分かんない事多いよな」

「嫌味?」

「いや、別に」

「じゃあさ、リカエルも本読んだら?結構知らないことを知れて面白いと思うよ」

「へっ、嫌だね。」

「なんで?」

「知識があっても、お前みたいに動けない奴は、何って言われるかわかるか?」

「、、、」

「ドジっていうんだぜ?俺はそうは言われたくないね。」

「ひどい、リカエル」

ミナリは果物を落とした

「あやか!リカエルって何もできないんだよ!獲物の剥ぎ取りも、作戦を考えるのも、道具を考えたりするのも!」

ミナリは自分の考えを寝ているあやかに話し、共感を得ようとしていた。

「おい!なんだよお前!」

「なんだよって、なんだよ!先に僕を馬鹿にしてきたのはリカエルだろ?」

「チッ、もういい、帰る」

リカエルは、モンスター帳を机に置いて、外は雨が降っている中、村へと向かった。


「あれ?リカエルは?」

あやかが目を覚ました

「帰った」

「外風強いし、雨もまだ降ってるよ?」

「リカエルの事なんてもう僕、知らない」

ミナリは、いつも寝るときのようにあやかと一緒の布団に入る。


まだ外は雨が降っており、なかなか雨はやまない。

ーーーーーーーーーーーーーーー

それから3日程経った。

リカエルは訓練をしに基地に来ない

だがあやかは走った

それはリカエルとまだ並走して走ることができないからだ。

一緒に走ることを目標にしているあやかは、リカエルがいなくても走る決断をした。

あやかは雨の中走って基地について、部屋の中に入った

「お疲れ」

「うん。アボリカジュース作れる?」

「ごめん、僕作り方知らない。」


「全然大丈夫。昨日リカエルと何かあったの?」

「喧嘩した」

「そうなの!?あの仲がいい二人が!?」

「うん」

「そうなんだー。私雨で濡れちゃったし、今から温泉に入るんだけど、ミナリも一緒に入る?」

「僕も入ろうかな」

ーーーーーーーーーーーーーー

かっぽん

二人は暖かいお湯の中でゆっくりしていた

「何があったの?」

「いや、リカエルが僕のこと悪く言うから、僕もリカエルは一人じゃ何もできないって、悪く言ったんだよ。ブクブク」

ミナリが顔半分をお湯につける

「なんか私、覚えてるかも。」

「あーあ、僕なんであんなこと、言っちゃったんだろ?」

「うん」

ーーーーーーーーーーーーー

「あやかってさ、何の魔法が使えるの?」

「魔法?なにそれ。」

「え!?あやかって魔法知らないの!?」

「ごめん」

「いや、謝ることでも何でもないよ。ただ僕がびっくりしただけ。」

「あやか、本当に知らないの?」

「うん」

「そうなんだね、ごめん、何回も聞いちゃって。基地にある魔法の本、見てなかったんだよね?」

「うん」

「じゃあ僕が、魔法について教えてあげるよ」


「この世界にはね、基本的に7種類の魔法元素があるらしいんだ。火、水、土、風、光、闇、回復。これらの魔法にはね、それぞれ初級から超上級までの色んな魔法があるんだ。一応僕は水と土と回復が使えるんだけど、どれも初級までしか使えないんだよね。」

「???」

「なんかわからなそう。ほらこの前あやかに、ちんちんここに作ったでしょ」

ミナリは自分の股間に指を指した。

「うん。」

「あれも実はね、魔法でー」

「すごいね、魔法っていろんなことができるんだね。」

「うんん、そんなに便利じゃないよ。それに魔法は新しくできるものじゃないからね、」

「じゃあ、あの魔法はどうやって知ったの?」

「それは、秘密。けど超上級だよ。」

「えー、すごい。ミナリって、一番上の魔法が使えるんだ!」

「エッヘン」

風呂のなかで胸を張った


「じゃあ今から、あやかが使える魔法、何があるか見てみようよ!」

「うん!」

二人はまた男物の服を着る

ーーーーーーーーーーーーー

二人はリカエルが使っていた、木でできた人形のような物の前にいた


「見てて!ファイヤーボール」

ミナリから出てきた火の玉は的に当たる前に儚く消えた


「こんな感じで、自分にあってない元素は、上手く扱えないんだよ。」

「そうなんだね。じゃあ私やってみる。ファイヤーボール!」

ミナリより少し大きな火の球体は、素早く人形の的の、真ん中に命中した。

「すごい!多分形も弾道も綺麗だったし、火の才能があるよ!」

「やったー」

「よし、次は水だね。見てて!僕の才能を!ウォーターボール!!」

水の弾は、水が滴り落ちることなく、完璧な球体を作り上げ、人形に放たれたが、勢いが消えて届かなかった。

「あっ」

気まずい空気が流れる

「ごめん、完璧な球体だけに意識してたから、あんまり飛ばなかった。けど水綺麗だったでしょ?」

「うん!すごい綺麗だった。」

「じゃあ、あやかもやってみて」

「うん!ウォーターボール」

雫が滴り落ちるその球体は、また素早く的の中心に命中した。

「凄い!あやかって水の才能もあるんだ!」

ーーーーーーーーーーーー

その後あやかは残りの全ての元素を試した。

火  〇

水  〇

土  〇

風  〇

光  〇 

闇  ×

回復 ×

「す、凄い、7つの元素の中、5つもできるなんてリカエルに報告しないと!」

「、、、本当はリカエルに来てほしんじゃないの?」

「うん、リカエルが居ないと寂しいかも。」

黙り込んだ後、小さな声で話した。

「じゃあ、リカエルに会いに行こうよ!」


「嫌、リカエルが先に僕を馬鹿にしてきたんだ。だからリカエルから謝りに来てほしい。」


「ミナリも、リカエルのことを、馬鹿にしたんでしょ?」


「まぁ、うん」

「しっかり酷いことを言った時はごめんって話したほうがいいと思うよ。それが最後に話す事なら、その印象が最後に残ると思うからさ!」

「あやかってさ、意外と大人っぽいところもあるよね。」

「そうかなー、いひひ」

あどけない表情が浮かぶ

「けどその通りだね。僕もリカエルとこのまま離れるのは嫌。」

「じゃあ家に行って謝りに行こうよ」

「うん!そうだね、僕、行くよ!今すぐ!」

ミナリとあやかは村へと歩いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミナリが先導してリカエルの家についた

家に行くと、ドアの鍵が空いていたため、そのドアをミナリが開けた

すると廊下に、下着姿で寝起きのような姿をした、赤い髪の女性が目の前にいた。


何よ?


「人違いです!いや、家違いでした!お邪魔しました!」

ミナリが咄嗟に話してドアを閉めた


「あれ、リカエルのお母さんなの?」

「いや、違うと思う。あんなにも、だらしない人がリカエルのお母さんのはずがないと思う。」

「けど髪の毛がリカエルと同じだったよ?」

「じゃあ、リカエルのお母さんか!」

閉めた玄関の前で話し合った


ガチャ

「今度は何よ?」


「リカエルはどこにいますか?」

「あー、君たちあいつの友達ね。たくっ元気ねー。裏庭にいるんじゃない?」


「ありがとうございました!」

二人は裏庭へと歩いた

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

リカエルは筋トレをしており、あやかに気づいて、動きを止めた


「おう!あやか。なんでここがわかった?って、ミナリもいるのかよ。」

リカエルの顔はそれに気づいた瞬間にそっぽを向いた


「僕リカエルに言いたいことがあって。」


「おっ、おう。」


「僕!一人じゃ何もできないってリカエルのこと悪く言ってごめん!」


「いや、その通りだと、俺も思うよ。俺、お前がいないと何もできねーよ。俺、いっつも、お前に助けられていたしな。」

「、、、」

「俺もごめん。最近お前のことを馬鹿にしすぎた。」

「、、、」

「だからさ、またお前と一緒にいてもいいか?」

「うん」

「ありがとよ!!」

リカエルは泣いてしまったミナリの胸に、握り拳を当てた。


「また!モンスター狩ろうぜ!」


「うん!!」


そして二人は肩を組んだ。


雨だった空はいつの間にか晴れており、雨は少し降っているが、虹が見える。そんな凄く綺麗な空をあやかは見た。

あやかは結局、リカエルの肩に腕を置いて、三人で肩を組んで、道を歩いた。



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