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盲目治りの私に6年間封眼監禁した王族を絶対に盲目にしてやる  作者: ソルトデーモン
第0章・少女あやか

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12話・成長と悪化

時間が経つにつれてリカエルは、あやかの息が上がっていて妙に苦しそうなことに気づいた。

リカエルはとっさにあやかのおでこに手をあてた。


「あっつ!?」

あやかの前髪に隠れたおでこは、相当熱かったらしい。


「ミナリ!」

その声を聞いてあやかの近くに歩き、おでこに手をあてた。

「あっつ!!!」

驚きのあまり体がのけぞっている


「これはやばいんじゃねーの?お前さ、なんか医療とかの知識とかあったりしねーのか?すぐに俺なんでも持ってくるからさ!どうにかできないか?」

「ごめん僕、医療の知識はないんだ。」

「じゃあよ、この前みたいに本もらってくればいいんじゃないか?」

「それだ!!じゃあ、僕は村長の家にいくよ!リカエルはここであやかを見ていて」

「お、おう」

リカエルはミナリに流されるがまま留守番担当になった。


太陽は低い位置にあり、オレンジ色に輝いている。その太陽が眩しくて、リカエルはミナリが基地を出ていくところを直視できなかった。ミナリのバックか何かが引っかかって机の前で転んでいたのも。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミナリは村長の家に急いだ

走っては歩いた。基地から村長の家は基地から王都に行くよりかは明らかに短い距離だった。だが一日中あるって疲れ切っていたミナリの足は限界に近づいていた。だが足の痛みや歩くことへの負の感情よりもあやかへの心配が勝っていた。

気づけば村の真ん中にいた。周囲には点々と同じような家がある。畑が沢山あり、道はしっかり整備されている。

「ミナリ君じゃないか、」

「こんにちは、ちょっと、あの」

下を向きながらミナリは村長と話す。


「また、本を借りたいです!」

「ほう、全然いいんじゃよ。ほら、こっち来なさい。」

そう話しながら村長は家に行き扉を開ける。

村長の家は本棚が沢山あり、話し合うために作られた部屋もあった。

「最近はどうかな?元気にしとるか?」

廊下を歩きながら村長が話しかけてくる。

「は、はい。村長さんがくれた本のおかげで色んなことを知れて、とても元気です。」

「そうかい。それはよかったのう。」


「それじゃあ、ここで待っていなさい。」廊下にある階段のすぐ近くに置いてある、小さい椅子に座った。

そのまま村長は本棚が沢山あった部屋に入る。


「はぁ、緊張するなー。やっぱりリカエル以外とはうまく話せないな。けどあやかとは僕自然に話せてるし、大丈夫。あやかの症状がひどくなってなければいいなぁ」


村長が戻ってきた。

「ほっほっほっほっほ、何の本がいるか聞くのを忘れとったわい!何の本が必要なのかね?」

顎の白くて長い髭を触りながら歩いてきた

「は、はい!」

ミナリは緊張で変な声が漏れた。

「医療の本です。」

「バッチグー、じゃよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

5分後

「それにしても、遅いなーー。」

「ふぉっふぉっふぉ、すまんの」

「声きこえてた!?」

「まだちょっと待ってての、二階見てくるから」

村長は汗をかいていて、あせっている様子だった。


「村長さん、本、見つからないのかな、早くしてくれないかな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し時間が経った


「いやぁ、すまんね。最近腰が痛くて、この本で治せないかと、見ていたのを忘れていたわい。」

「そ、そうなんですね」

ミナリは苦笑いを浮かべる

「治すなら治療師に見てもらえばいいんじゃないのですか?」

「そのとおりじゃ、で実際に行ったら、腰の骨をぐいっと持ち上げられて、腰は治ったけど相当な痛みじゃったわい。」

「そ、そうなんですか」

「それじゃあ遅くなったお詫びに、この本はあげるぞい。」

「あ、ありがとうございます。くれるんですか?」

「ああ。もちろん」

「ありがとうございます」

逃げるようにドアを閉めた


「本があってよかった。よし、急いで帰らないと!」

ミナリは少し厚い本を両手に抱えて歩き出した。



「よお!!ミナリ!!!」

声が聞こえるところを見ると、3人の子供がちょっと高いところから見下ろしていた。

あやかはその声を聴いてすぐに地面に視線を向けて、抱えていた本を強く握りしめた。

「またさぁ、お前、読めもしない本を、あのじいさんから借りたのかよ!」

「おい、俺たちにもそれ、見せてくれよ!!」

ミナリは地面を見つめ、無視する。ミナリは彼らに何度も同じようにちょっかいをかけられては、本を奪われたり、破かれたりすることもあった。


「おい!俺たちが声をかけてんのに無視すんなよ」

一人が草を地面から抜き取り投げてきた

「んっ。」

顔にあたる。だが地面を見つめたまま、また歩き始める。


金髪の短髪に、絆創膏のようなものをほっぺにつけた一人の子供が降りてくる

「お前が持ってても意味ねぇから、もーらいー!!」

強引に引っ張る

「や、めて。」

「あれ?今日はリカエルがいませんね。これは本を奪えるチャンスかと、、、」

一人の子供が眼鏡をくいっとあげながら話す。

「ほら、早くは、な、せ、よ!」


「やめて!!!!!!!」


「え!?お、おう」

あっさり奪おうとしていた手を離した


颯爽と歩いていくミナリを見つめながら絆創膏をした子供は棒立ちをする

そこに二人が駆け寄る


「ビビッてやんの」

「うるせー」

「あんな大きな声出せたのですね、彼」

「俺あんな大きな声を出されたからって別にビビってねーし。、、、びびってねーし。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

基地にて

「なあ、あやか大丈夫か?」


「なにかして欲しいことあったら、言ってくれよな」


「なんでも俺するから」

秘密基地では、リカエルがあやかの傍にいながら声をかけ続けていた。


「リカエル、ありがと」

苦しそうな表情を浮かべながら話す。

「おっ、おう。リーダーだからなっ、任せろ。」


「じゃあさ、ねぇリカエル。手つないでほしい」

「ああ、ほら、繋いだぞ。」



「なんかさ、あやかってミナリみたいにちょっと、女っぽいっていうか女々しい所あるよな。いや別に悪い意味じゃないんだけどさ。」

「ふふ。」

「何が面白いんだよ?」


「んー、私って女の子なんだよ。」

「確かにさぁ、お前にちんちんがあるかどうかまじまじと確認してねーけどさぁ、お前って、、

「じゃあさー、確認してみるー?私が女の子か。」

リカエルが話している途中にその話を強引に終わらせ、自分の提案をした


「えっ!?じゃあうん。」

リカエルは息遣いが荒くなる。

布団をはがし、あやかの体がみえる。


ズボンの結び目をほどき、

下までずらし、

目の前にはパンツがあった。

息遣いはより一層はげしくなる。


「みっ、みるぞ」

「うん」



サッ

「あるじゃねーかよ!!」

「、、、」

何もなかったように、まるで動画が巻き戻されるように、リカエルは元の形に戻した。


「お前本当に大丈夫かよ、熱で頭でもおかしくなってんじゃねーの?はぁ」

リカエルはらしくないことをして反省していた。


「、、、」


「、、、」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミナリが返ってきた

「リカエル」

「おう、おかえり。」

「うえーん、怖かったよ。」

リカエルに抱きつこうとしている


「ミナリ?ってだ!抱きつくな!お前ら二人してなんなんだよ!もう!」

抱きつこうとするミナリの胸に手を当てて止めた。


「村長が何かしてきたのか?」

「あいつらが、またあいつらが僕をいじめてきて。」

「あいつら?あのナスガキ野郎どもだな!何かされなかったか?」

「大丈夫、初めて、一人で追い払えた。」

「お前本当か?すごいな!あのずっと泣きべそかいていたミナリがそんなに成長したなんて、信じられねーぜ。ってそれよりもあやかの体調がどんどん悪くなっていくんだ。どうしたらいいか俺、わからなくて。」

「本当?あやか、大丈夫?」

「あたま痛くて、苦しい」

「ちょっと待ってて!僕がいまこの本を見て治してあげるから」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ごめん、書いてること何もわかんない。」

「うげ!本当だ!びっしり文字が書いて、読みにく!」

実際に本の中身はこの村の大人が見てもサッパリわからないような代物であった。


「いや、別に読めはできるんだけど、内容がさ、あまりわからなくて。」

「じゃあどうするんだよ、俺たち何もできないぜ?」


二人はあやかが苦しそうにするのを見て、本気で悩んだ。


「明日治療師に見てもらおう」

「そうだな、それしかもうない」



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