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52追っかけ

すぐに大輔は雪に電話を掛けた。


大輔「雪、どどどうなってるの?佐藤さんが!佐藤さんが!」


雪「……ちょっと落ち着きなさいよ!」


大輔は佐藤が兵藤の曲を歌っている事を雪に伝えた。


雪「……ちょっとついて来て!十分後に家に集合」


そう言って電話を切った。

十分後に雪の家まで行くと雪が家の前で待ち構えていた。


雪「行くよ!」


そう言って大輔を引っ張った。


2人は佐藤がよく出入りしていたライブハウスの中に入った。そこには、佐藤が気持ち良さそうに熱唱していた。佐藤は雪の存在に気づくと、嬉しそうに二人の方に向かって来た。


佐藤「雪、俺の新曲聞いてくれた?」


雪「いけしゃあしゃあと……兵藤さんの曲のパクリじゃない!」


佐藤「兵藤?ああ、あの人の曲にもちょっとだけ影響を受けたかな」


雪「まんまじゃない!曲はその人の魂なんじゃないの?」


佐藤「そうだよ!だから、そんな事言われて凄く侵害だよ……いいかい?あの曲は俺がオリジナルで作詞作曲した曲なの。かしだって全然違うだろ?」


雪「ええ、歌詞はクズだったわよ!」


佐藤「作詞は俺の息子のようなモンだそれをバカにするのはいくら雪でも」


雪「……」


雪は拳で佐藤の顔を思いきり殴った。佐藤の鼻から血が吹き出した。


佐藤「い、いてぇ!は、鼻が!何するんだ!」


雪「兵藤さんの代わりに殴ったのよ!」


そう言って振り返って帰ろうとした。大輔がオズオズとその後に続いた。


雪「あっ、それと二曲目は凄いダサかったわよ」


そう言い捨ててライブハウスを出た。

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