34追っかけ
大輔は亮太、修に事情を説明し、3人は再び作詞活動に没頭した。その間、梨元プロデューサーは次の指令をVIC7に出した。自分たちで曲をプロデュースした後、発売したCDでオリコン10位以内に入ることだった。ちなみに3ヶ月前に発売したファーストシングルは圏外中のオリコン圏外だった。期間は特に決められていないが、一般的なアイドルの新曲は3ヶ月に1枚は出しているので、最悪でも半年後には出さないといけなかった。なので、1ヶ月以内には新曲を作らなければいけなかった。
それから、3人は二週間後歌詞を持ち寄って教室に集合した。
大輔「さあ、みんな……作って来たかな?」
亮太「もちろんです!久しぶりに頭使いました」
修「……俺もです」
そう言って3人はコピーして来た大量の紙を出し、各々作詞された紙を回し読みした。
大輔「……やっぱり曲が無いと、ピンと来ないな」
亮太「そうだ!兵藤さんに曲を聞かせて貰いましょうよ」
大輔「ええっ……聞かせてもらえるかなぁ」
亮太「それぐらいはいいんじゃないですか?」
大輔「吉羅里佳のためだ……どっちにしろ必要だったら頼むしかないな」
数時間後、3人は兵藤の家の前にいた。
大輔「ここ」
亮太「アパートに一人暮らしなんですね」
大輔「うん……」
修「どうかしたんですか?元気無いんでね」
大輔「いや……また数秒で破られたら……」
亮太「大輔さんらしくないですよ。そしたら、また書くだけじゃ無いですか!」
修「そうですよ。中途半端な曲なら吉羅里佳の力には鳴らないじゃないですか」
大輔「……そうだな。よし、行こう」
そう言ってドアホンを鳴らした。




