24追っかけ
18時になった。それまでにいつもの顔であるVIC7のファンが続々入ってきた。約150人。
18時45分ごろには明らかにファンでもなんでもない輩がドンドン入ってきた。2、300人はいた。雪も酒井も現地入りした。
19時の挨拶でVIC7のリーダーの夏美がマイクを持った。
夏美「まず、言わせて下さい……ありがとう」
そう言ってお辞儀をした。VIC7のメンバーもそれに合わせてお辞儀した。
夏美「正直無理だと思ってました。一回目とニ回目の握手会を見た時に私たちは一回諦めたんです……でも、三回目の握手会で……闘っているのは私たちだけじゃないって教えてもらいました。コレだけの人数は私たちの力では絶対に集まらなかった……だから結果はどうあれ……お礼を言いたかったんです。以上、夏の花火っ子夏美でした」
雪「酒井さん……結構いい子達なんですね」
酒井「そうね。真っ直ぐな気持ち、伝わってきた」
雪「あっ、ラジオ聞きましたよ。良かったんですか?アレは独断ですよね?」
酒井「うん。みんなからも凄い怒られたけど……今の言葉を聞いたから、後悔は無いよ」
雪「さて、私たちも握手してきますか……あっ、大輔もしかしたら今の言葉で泣いてたりして」
そう言って大輔を探すと、独りうずくまっている人がいた……大輔だった。
大輔「ううう……うおぇ……おおぇ」
泣き過ぎて嗚咽してる大輔をみると、酒井と雪は迷わず無視して他人の振りをした。




