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怪盗紳士との出会い 2
それからしばらくして城から離れた森へ足を運ぶ二人。
宝石のように青く澄んだ美しい彼女の瞳が物珍しさのようにきらきらと輝いていた。
「夜空ってこんなにも綺麗だったのですね」
柔らかなブラウン髪が冷たい風でゆらゆらとなびく。
優しく微笑みかけ男はそっとアリシアを降ろす。
彼の透明感ある黒髪と蜂蜜色の瞳が月明かり染まり
また一段と整った顔が彼女の瞳を焼きつける。
しかしまだ安心はできない。
どうして、自分を攫ったのか?
彼の目的はいったいなんなのか?
聞きたいことはたくさんあるが今は目の前の景色を
見るだけで心が安らぎ、自由から解放された気分になった。
「姫君、今日はもう遅いでここで一夜を過ごしましょう」
と、爽やかな笑顔を見せて言うが辺りは薄暗く寝るのは少し勇気がいる。
アリシアがちょっと困った顔をすると男はぐいっと引き寄せ手を握る。
「これなら怖くありません、よね?」
「‥‥は、はい」
「隣には私がいます。なので姫君は安心して眠ってください」
微かに彼の体温が伝わってくる。
安心したのかアリシアはゆっくり瞼を閉じ眠りについた。




