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デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: パランティーリ
第十四章:金塊 ―― ゴールドは……、永遠の価値でも、不変の価値でも、安全な資産でも、ないのです。
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88, わたしは、いったい、何だったの……。

 パランティーリに……映っていた。


 そこまでは……いいのよ。でも……それなら。


 わたしは……いったい、何だったの……。


 ここまで蘇ってきた記憶を辿ると――どうやら、わたしは……知らないうちに、何かの証明を手伝っていた。


 ……そんな気がしてきたのよ。


 ううん。違う。きっと……そうなのよ。


 そして、それが……。わたしが探している「解」のうちの一つ。


 でも……。それって……。


 当時のわたしは、何も理解しないまま――気づいたら、証明を終えていた……そういうことになるのかしら。


 いったい、何を……。わたしは、示したのよ……。


 示した……。いいえ……違う。


 「示した」というよりも――結果的に、「示すことになってしまった」。


 ……その可能性もあるわ。


 あまり深く考えない方が……その解には、早く辿り着ける気もする。


 でも――それは、許されない。


 考えることをやめるほど……また、記憶が薄れていくから。


 ……これって、どうやって……。たしかに、数学の女神なら……やりかねない。


 でも……違う。ううん……絶対に違う。こんなやり方……。


 これは――もっと前から。ずっと前から……固く閉じられていたもの。


 いったい……それは、いつ……?


 どんなタイミングなら……そんなことが可能だったの……?


 ……まさか。あのとき……?


 ……そんなの、考えたくもない。


 だって、それだと――こんなことをしたのは……フィーになってしまうから……。


 ……。それで――この、強烈なメッセージ。


 つまり――。


 わたしに証明をさせておいて……わたしは、その内容を知らなくていい。


 いいえ……。


 知ってはならない。


 ……きっと、そう。それでこそ……。

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