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デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: パランティーリ
第十五章:暗号通貨 サトシ・ナカモトの正体
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111, わたしは――こうして、ここにいる。

 どうやら――ここまで映し出された内容を整理すると。


 そこから、はっきり見えてくるものがあったわ。……。


 はじめの構想。それは……。


「管理された分散化」ということ。


 どうやら、それだったみたいね。つまり――。


 途中経路は、クリプトでも、別の仕組みでも、なんでもいい。


 でも――最終的な到達地点だけは、絶対に変えてはならない。


 ……そう。必ず、「管理された分散化」へ到達させる。


 それだけは、最初から決められていた。


 ……そんな感じがしたわ。


 そうだったのね。


 それで――頃合いを見計らって。


「きずな」という、沈みかけた船から……。


 今度は――「管理された分散化」という名の、新しい船へ乗り換える。


 ……。


 表面上は、いろいろやっているように見える。


 でも――結局、頭の中にあるのは、それだけ。


 沈まない程度の利率を与えながら……。


 その間に――「管理された分散化」の構築と、乗り換えを終える。


 ……そういう計画だった。


 ……。


 無駄を削ぎ落してみると。


 案外、シンプル。


 欲しかったものは――最初から、そこだけ。


 ……。


 でも。


 サトシが創造したものは――どうやら、違った。


 ……。


「どうなっているんだ?」


 そんな空気が、映像の向こうから伝わってくる。


 ……。


「我らを裏切ったのか?」


 そう疑い始めていた。


 ……そんな感じだったわ。……。


 でも。


 それでも。


 わたしは――こうして、ここにいる。

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