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デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: パランティーリ
第十五章:暗号通貨 サトシ・ナカモトの正体
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109, そこに映し出されていたのは――血まみれになった、わたし。そして――どう見ても、息絶えていた。……消滅していた。……。いったい、どうなっているのよ……。

 次の場面――だった。


 ……な、なによこれ……!


 あまりの衝撃に――わたしは、その場へ座り込んでしまった。


 ……。天を仰いだまま。しばらく、何も考えられなかった。


 だって――だって、だって……!


 そこに映し出されていたのは――血まみれになった、わたし。


 そして――どう見ても、息絶えていた。


 ……消滅していた。……。


 いったい、どうなっているのよ……。


 だって――わたしは、こうして今も普通に……。


「そ、それは……。」


 数学の女神が、珍しく動揺したように目を逸らした。


「……ここで、『それ』が来たんだね。」


 ……。


「そんなのは……見ない方がいいよ。そういうのも……全部、映し出されるから。」

「そういう問題じゃないわ!」


 わたしは、思わず叫んでいた。


「なによこれ!? びっくりしたじゃない! だって、だって……!」

「でも……真実なんだよ。」


 数学の女神は、静かに言い切った。


「パランティーリへ、『重要な過去の断片』として映し出されたものだから。」

「だから、おかしいって言っているのよ!」


 わたしは、そのまま数学の女神へ詰め寄った。


「わたしを見なさい。こうして今も……普通に存在しているでしょう!?」


 ……。


「ちゃんと、説明しなさいよ?」


 いったい――どうなっているのよ。


 わたしは、本気で疑い始めていた。


 ……パランティーリそのものの故障を。


 当然よ。


 だって――だって……。

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