102, それから……。なんか、これは……あいつの日常なのかしら。
それから……。なんか、これは……あいつの日常なのかしら。
……。たしかに、パランティーリへ映し出されている「過去の真実」。
でも――これでは、なんだか複雑な気持ちだった。
だって……。あいつの部屋の内部を、特別な視点から覗き込んでいる。
そんな状態だったから。
……。
そして、あいつは動き始めた。
どうやら――何かの動物、かしら。餌をねだられているみたいね。
それで、奥の方へ移動して……何か、餌のようなものを持ち出し、その動物へ与えていた。
……。
そして、また。緑色の数字が、ぽつぽつと浮かび始めた画面の前へ戻り――そのまま、伏せるようにして動かなくなった。
……何かしらね、これは。
だって――パランティーリが、最初に見せてきた映像なのよ。
きっと、何か意味があるのでしょう。
……。
どうやら、次の場面へ移ったみたい。
でも――これって……。
……お店、かしら?
とにかく、見慣れない、不思議な空間が映し出されていた。
でも――これも、パランティーリの真実。
つまり――実際に、こんな過去が……どこかの石によって記録されていた。
そういうことなのよね。……。
それで、あいつは。何かを注文したみたいだった。
その液体には、細かな気泡。……炭酸、かしら。
それを、一気に飲み干す。そして今度は――何かを焼いたもの?
……それにしても。あいつは、こんな生活をしていたのね。
でも――それでも、どこか楽しそうだった。
……なのに。これから、何かが起きる。
そんな空気だけが、妙に漂っていた。
……。
それからだった。あいつが、何かを話し始めたのは。
慎重に、その言葉を聞き取る。
すると――それは、妙に興味深い内容だった。
それは――。
「現状は、未来に残されていた分を、すべて使い果たした後ではないか。」
……。
何かしら、これは……。




