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第30話 ヴァルド・ノクスへの旅路

 王都で1泊してから、ヴァルド・ノクスに馬車で向かうことになった。

 ヴァルド・ノクスの近くは寒くて馬ではいけないそうなので、途中の街「コペル」で下車して、それからは歩いて行くことになるらしい。


 私たちは、馬車に乗り込み、コペルまで送ってくれるよう依頼した。

 コペルまでは4日間かかるらしい。

 また、夜は街道沿いの街に泊まることになる。


 コペルまでの馬車での旅、1日目。

 オークの集団が街道に飛び出してきて、行く手を阻んだ。コタローがすぐに大きくなりオークの集団を蹴散らして事なきを得た。


 そして、夜は街道沿いの街に泊まった。


 コペルまでの馬車での旅、2日目

 今度は、ゴブリンの集団に襲われた。こちらもすぐさまコタローが蹴散らしてくれる。


 夜は街道沿いの村に泊まった。


 コペルまでの馬車での旅、3日目

 周囲の景色が変わる。針葉樹みたいな木の生えた森が目立つようになる。私とナナはどことなく寒くなってきて上着を羽織った。


 夜は街道は街道沿いの街に泊まった。


 コペルまでの馬車での旅、4日目

 いよいよ馬車での旅は今日で最後だ。今度は雪原と荒野が目立つようになって来た。

 私とナナはいよいよ本格的に寒くなってきて、王都で買ったコートを羽織った。

 コタローは平気そうだ。元々暑さより寒さの方が平気な犬種だし、魔犬の力もあるのかもしれない。


 夜、コペルに着いた。


 御者にお礼を言って別れて、宿を探し泊まった。


 翌朝、起きて朝食を取り終えると、私たちは、準備をして外に出る。


「いよいよ徒歩での旅ですね」

 ナナが言った。


「寒いし、疲れそうだし色々憂鬱だねぇ……」

 私は言う。


「そうですね……。でもこれで魔王を倒せば平和が訪れますよ」

「そうだねぇ」


 コタローも

「わん!」

 と、鳴いた。


 地図の指す方向に向かい街道沿いを歩く。コートを着ていても寒い。


 ナナが

「魔王を倒した後、何がしたいですか?」

 と、聞いてきた。


 私は

「オルエンデ村に家を建ててコタローとスローライフ送りたいかな……」

 と、言った。


「素敵ですね!私も一緒に住みたいです!」

 と、ナナが言うので


「ぜひ、ナナとなら一緒に暮らしたいよ!」

 と、答えた。


 そんな事を話しているうちに、辺りが暗くなってきた。目的地はまださきだ。


「どうしましょう?こんな寒いのに野宿⁉」

 ナナがきょろきょろする。


 すると、都合の良いことに避難小屋のようなものがあった。


 扉を開けて見ると薪ストーブや寝具がある。


 ……ありがたい……!


 私とナナ、コタローは薪ストーブをつけて温まり、ふかふかの寝具にくるまって眠った。


 翌朝、起きて保存食を食べてから、私たちは、小屋を出て歩き出した。


 目的地、ヴァルド・ノクスまではもうすぐだ。

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